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日めくり編集メモ 238

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小欄で何度もご報告してきた沖縄・高江のヘリパッド建設問題ですが、先週から沖縄防衛局(沖防)は攻勢をかけてきています。

前沖防局長である田中聡氏の暴言から暫くは止まっていたヘリパッド建設工事。しかし先週17日、突如再開されました。ゲート前での座り込みで対抗する人々に対して、沖防側は話し合いをする気はなく、何時間も同じ台詞を至近距離から拡声器で叫んでいるとのこと。 大音量に、交代で座り込まなければ耐えられないような状況です。なぜここまで強引なのでしょうか。

ヘリパッドと言われていますが、ヘリコプターではなく、騒音や危険性で知られるMV22オスプレイが飛ぶようになるのは明白です。先日の報道によると、緊急着陸時に回転翼の飛散の恐れもあるとのこと。高江のある東村議会も、この配備の見直しを求める決議案を全会一致で可決しています。この中では、同機の安全性の証明と、米国同様のアセスメントも求めています。

オスプレイの配備は今夏と言われているので、それに間に合わせるため急いでいるのでしょう。さらに、名護市辺野古への普天間代替基地建設に向けた環境アセスメント評価書に対する県の審査会が19日に開かれ、参議院議員の山内徳信さんや糸数慶子さんらによる、基地被害を訴える大型訪米要請団も渡米中というタイミング。意図的なものを感じずにはいられません。
(参考資料:やんばる東村 高江の現状「オスプレイ 緊急着陸時、回転翼飛散の恐れ」琉球新報2012122日付

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