先週金曜日の、大飯原発再稼働に対する首相官邸前抗議は1万1000人を超えました。また日曜日、福井市での同原発再稼働抗議集会は地方都市にもかかわらず2200人が集結。同日、沖縄県宜野湾市でのオスプレイ配備反対市民大会は5200人を集めるなど、政府の施策への抗議が目立つ週末となりました（人数はすべて主催者発表）。

新聞を開くと、大きな問題が襲い掛かってくるような昨今です。大震災の復興や、未だ収束しない原発もままならないのに、TPP、ダウンロードの刑罰化、消費税増税、震災瓦礫の受け入れ、生活保護の扶養義務強化、さらにダンスやレバ刺しの規制まで。まるで息苦しい世界にしたいと思っている勢力が跋扈しているようにも感じられます。

前回の総選挙で自民党政治への忌避から民主党に投票した人の失望は計り知れません。しかし、2週前の沖縄県議選で民主党は惨敗しましたが、離党した2人は当選。これを見てか、若手代議士が離党届を提出するなど政権与党は崩壊しつつあります。このままでは次期選挙での惨敗は必至。泥舟からの脱出が始まったようです。