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日めくり編集メモ 306

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今日7月3日は通天閣の日。パリのエッフェル塔と凱旋門を模した初代通天閣が大阪に建てられてから、ちょうど100年になります。

人類館事件が起きたことでも知られる第5回内国勧業博覧会は、大阪・天王寺会場を中心に1903年に行われました。その跡地に天王寺公園やルナパークという遊園地、そして初代通天閣が建てられたのです。東洋一の高さを誇った通天閣からルナパークまで通じたロープウェーは、現在でも塔内に設置されているビリケン像とともに浪花っ子の人気を集めました。

 

1938年、吉本興業が通天閣を買収しますが、1943年に近隣の火事の被害で強度不足となり、鉄材供出のため大阪府への「献納」として解体されました。戦後、付近はジャンジャン横丁が復興し、庶民の町として発展。地元の人々の「通天閣を再建しよう」という声に応え、1956年10月28日、2代目通天閣が誕生しました。有名なネオンサインは翌年7月からです。

 

通天閣も「古臭い」などと言われて、人気が低迷した時期もありました。しかし付近の大阪的情緒溢れる街の雰囲気が受けるようになって入場者数が再び増えています。また、当時の橋下徹大阪府知事が府立上方演芸資料館(ワッハ上方)をここへ移すと表明したことも(覚えていますか?)。いろいろありましたが、何はともあれ、通天閣さん100歳、おめでとうさん!

(参考資料:通天閣オフィシャルサイトTHE STREET OF OLD OSAKA「大阪の街」

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