もとは8月5日に予定されていた県民大会ですが、台風11号の接近で延期されていました。今回、同じ開催場所での仕切り直しとなります。米新型輸送機MV22オスプレイの危険性はかねてから指摘されているところ。県議会や各市町村議会で決議されるなどオール沖縄で反対しているにもかかわらず、政府は配備を強行しようとしています。大会の成功を祈ります。

気になる点もあります。まず6日現在、仲井眞弘多県知事が参加を表明していないことです。オール沖縄での反対行動なのに知事が不参加では、誤ったメッセージを政府に送りかねません。もうひとつは決議案の中で、オスプレイ運用が確実なヘリパッド建設が進む東村高江に触れていないことです。ここでの建設を許すことはオスプレイ容認に直結してしまいます。

現在駐機している岩国では、集会のあと、基地近くの堤防までデモ行進する予定。また東京では、国会正面の通りから集まり、国会包囲を目指すとのことです。「ではオスプレイでなく危険でない飛行機ならよいのか」という論もあるでしょうが、今やオスプレイは、沖縄に皺寄せされる過重な基地負担の象徴です。沖縄県民を孤立させてはなりません。皆で連帯しましょう。