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日めくり編集メモ 371

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小欄でたびたびお伝えしている沖縄・高江についてのテレビドキュメンタリー「標的の村 国に訴えられた沖縄・高江の住民たち」の60分版が、先日沖縄県内で放送されました。

この番組は琉球朝日放送(QAB)が制作したものです。30分版はテレビ朝日系列のテレメンタリー枠で全国放送され、平和協同ジャーナリスト基金賞に選ばれるなど高い評価を得、大きな反響を巻き起こしました。しかしその後沖縄へのオスプレイ強行配備があり、その前後を含めての60分版作成となったようです。

60分版は、
正式ではありませんが動画サイトなどに上がっているようです。また、12月9日を基準日として30分版の全国再放送も決まりました。沖縄で、高江で行われている民意を無視した政府のやり方を、そしてそれは本土の人間にも決して無縁ではないことを、この番組を見て広く知っていただきたいと思います。

ナレーターも務めたQAB の三上智恵ディレクターは書いています。「沖縄は、一体どこまで欺かれ続けるのだろう? 地上戦で焼かれた先祖の土地。いつしか自分の土地に入れば米軍に捕まり、今は日本国に罰せられるようになった。声を上げれば裁判にかけられる。この国の法と仕組みは一体誰のためなのか?」
と。

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