この週末は、東京・日比谷と福島県郡山市で「Nuclear Free Now」が開催され、会議や集会、デモ行進などさまざまな催しがあります。
12月15日から17日まで、郡山市で日本政府と国際原子力機関(IAEA)が「原子力安全に関する福島閣僚会議」を開きます。内容は、原子力安全の強化に向けた各国代表演説や専門家会合で、約120カ国・機関から閣僚などが参加するとのことです。しかし、ご承知の通りIAEAは原子力を推進する機関ですから、脱原発に向けたものとは程遠い会議であることは間違いありません。
「Nuclear Free Now」はこれに合わせたアクションです。15、16の両日は、アメリカでの反原発運動の第一人者であるポール・ガンターさんなど世界各国からゲストを招いて、東商ホールなどで「脱原発世界会議2」が行われます(参加には要チケット)。また、15日には日比谷野外音楽堂での「さようなら原発 世界大集会」の後、「世界大行進」と銘打ったデモ行進が予定されています。
郡山では、先述の閣僚会議に反対するため、会場包囲行動などのアクションが行われるほか、15日には「脱原発をめざす首長会議」の勉強会が開かれ、こちらも海外の研究者や地方議員の講演とともに被災地の現状報告があります(傍聴可能)。日曜日は衆議院選挙の投票日ですので、東京と郡山の近くにお住まいの方は、投票所へ足を運んだ後、参加されてはいかがでしょうか。