東京・世田谷区三軒茶屋のキャロットタワー4階「世田谷文化生活情報センター 生活工房」で、「DAYS JAPAN写真展 地球の上に生きる 世界の未来をつくるために」が2月3日まで開催されています。
月刊写真雑誌「DAYS JAPAN」は、かつて講談社から発行されていた同じ名の雑誌「DAYS JAPAN」の重要な寄稿者だった写真家・広河隆一さんが編集長を務めています。広河さんは1943年生まれ。中東問題と核問題の取材経験が豊富で、これらの取材により、IOJ世界報道コンテスト大賞、土門拳賞など多くの賞を受賞しています。
また、チェルノブイリ子ども基金を創設したのも広河さんです。チェルノブイリ取材中、放射能被害による病気の子を持つ母親たちの呼びかけを受け募金活動を始めたのがきっかけで、1991年4月に設立されました。一昨年の東電福島第一原発事故を受け、福島など被災地の子どもの保養施設「沖縄・球美(くみ)の里」の代表も務めています。
2012年から各地を巡回してきた同展ですが、今回が第8回DAYS大賞受賞作品を大きなパネルで見られる最後の開催地となるとのこと。チラシには「是非、会場にて写真をご覧いただきながら、日本が直面している現実そして、世界で起きている問題と向き合い、私たちが一歩前に踏み出すきっかけになることを願っています」とありました。
※関連イベントとして、広河隆一トークショー「ジャーナリストの視点から」が1月27日に5階「セミナールームAB」で、映画「バレンタイン一揆」上映会+トークが2月2日に4階「ワークショップルームA」で行われます(詳細はチラシをご覧ください=PDF)。