3月31日、全国の朝鮮学校から高校生の代表が参加する「朝鮮学校はずしにNO!すべての子どもたちに学ぶ権利を!」3.31全国集会&パレードが東京・日比谷野外音楽堂を起点に行われます。
民主党政権による、いわゆる「高校無償化」が始まってから既に3年が経ちます。しかし、その頃から現在の安倍政権に至るまで、何らかの理由をつけて朝鮮学校をその適用から排除してきました。これは、子どもの学習権に対する人権侵害であるとしか言いようがありません。
先月25日には、東京の日本外国特派員協会で東京朝鮮中高級学校の慎吉雄校長らが記者会見を行いました。日本政府のこの施策に抗議するとともに、その場で朝鮮高校の生徒たちも出席して、「北朝鮮の国を見るのではなく、私たちの姿を見てほしい」とその思いを語りました。
確かに北朝鮮は核実験を強行するなどの挙に出ていますが、これを理由に日本の朝鮮学校への差別的な施策を講じることは、これからも日本で生きる生徒の「等しく教育を受ける権利」を侵害するものです。そこに通う生徒が、拉致問題などにどう関与したというのでしょうか。