大阪維新の会所属の大阪市議が市民の陳情書をゴミ箱に捨て、その写真を自らのブログに掲載した一件には呆れました。折しも日本維新の会の党綱領に「すべての元凶である占領憲法」という表現が入りましたが、維新一派の品のなさに辟易します。
ゴミ箱に捨てた陳情書の写真をブログに載せたのは井戸正利大阪市議。『陳情書の大半が片付きました』というタイトルで、大阪市での災害廃棄物受け入れとその焼却に反対する陳情書を「市外からの扇動家が送り付けてきたデマだらけ」と断言。「仮置き場である机の上に山積みしていたのが片付きました、あとは焼却処理あるのみです」と、陳情書を廃棄物と同じものと言わんばかりの表現でブログに記しました。
井戸市議は、一市民に戻った平松前大阪市長をツイッター上で「あんた」呼ばわりするなど、その言動は常から礼を失したもの。同会には、飲酒運転して轢き逃げ事件を起こし、2度にわたって辞職勧告を受けながらそれを渋った堺市議(現在は辞職)や、市交通局の元嘱託職員が捏造した選挙用リストで平松氏らを攻撃し、その捏造が発覚しても未だに現職を続ける杉村幸太郎大阪市議など「問題児」だらけです。
何も聖人君子になれというわけではありませんが、不祥事をものともせぬ、相次ぐ厚顔無恥ぶり。一方、30日に大阪市内で日本維新の会の党大会が開かれ、ここで採択される党綱領に、憲法改正とともに「すべての元凶で ある占領憲法」という表現が入りました。まるで憲法に親を殺されたかのような憎しみが感じられます。彼らの強い自己弁護と他罰欲求は、先述の品性のなさと表裏一体に思われてなりません。