21日投開票の第23回参議院議員選挙の結果は既にご承知と思いますが、何より驚かされたのは、史上3番目の低さである52.61%という投票率でした。
前回2010年の参議院選挙では57.92%でしたが、今回はこれを5.31ポイント下回り、1947年の第1回参議院選挙以降3番目の低投票率になりました。ネット選挙解禁などと喧伝されましたが、有権者の投票意欲には繋がらなかったようです。
この低さは、ほぼ2人に1人が投票していない、ということです。これは恐らく、積極的に棄権した人は殆どおらず、話を聞いても「面倒臭いから」「何となく」と会話の成立しない、消極的ながら現状を肯定している人が半数ということなのでしょうか。
参政権を勝ち取ってきた過去の先達には信じられないかも知れませんが、もはやこういう状況なのです。ここまでくると、義務化とまでは言いませんが、確定申告のように鉄道駅や市の中心部に投票所を設けるなどの方策が必要かも知れません。