マガ9editor's room

マガ9編集部発の情報やスタッフが書いたコラムを随時お届けします。

2011年3月アーカイブ

ゆうべ(19日夜)は満月でしたが、なにかいつもより大きく、明るく見えませんでしたか。なんと1992年以来最も大きな満月で、英語では「スーパームーン(Super Moon)」と言うそうです。今夜の月も見えるといいのですが、関東地方の予報は雨です。

テレビCMも各社が自粛しているようで、延々とACジャパン(旧・公共広告機構)CMが流れるばかり。それにしても、このACとはなんなのでしょう。

 東北巨大地震の連日のニュース。テレビに映し出される被災地の様子には、胸がつぶれる思いです。さて14日の朝刊に掲載されていた以下のニュース。読まれた方もいるでしょう。これだけ多くの外国の方たちが、日本で生活をし仕事をしていた、ということを知らされました。特に中国の方は、岩手、宮城、福島で約1万6千人! 日本の第一次産業、特に漁業や水産加工といった産業が、彼等によっても支えられていたということ。そしてそういう方々が被災してしまったということについて、私も指摘を受けるまでは気が回りませんでした。一人でも多く助かってほしい。祈る事しかできないのがはがゆい。



 ツイッター上でも、原発事故についてさまざまな情報が飛びかっている。岩上安身さんのUSTで、原子炉の設計者のインタビューや記者会見が開かれたりと、テレビでは伝わってこない、かなり専門的だがわかりやすく、そして信用できる情報も広まってきている。

 それと当時に、「原発がいいとか悪いとか、そういうイデオロギー的な話にするのは、今はやめたら」という意見もツイッターなどで見受けられる。しかし、それを言う事はイデオロギーなのだろうか? 原発は無理。地震国日本とは共存できない。きちんと情報を開示し、国の原子力政策は見直して、方向転換をはかってほしい。それしかないでしょう。

 つい先日「原発、あやうい綱渡り」 というトップページのための文章を書いた鈴木耕さんは、これまでもしばしば原発の危うさについて、警告を発してきました。長年、原発の危険性について取材し告発してきた鈴木さんに、「今回のことについてどう思うか」と聞いてみたところ、以下のメールがきました。それが12日の20時40分。その後、一般人が被ばくしたらしいとか、さらに深刻なニュースが続々と続いて入ってきたのだけれど、とりあえずここに鈴木さんのメールを本人の許可を得て紹介します。悔しさが伝わってきます。(水島さつき)

 

 

11日午後の地震は、筆者のいた東京・神保町でも大きな揺れを感じ、立っているのがやっと。しかし青森から茨城までの広い範囲で、それどころではなかったのですね。亡くなった方にお悔やみと、被災された方にお見舞いを心から申し上げます。

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