(原子力規制庁広報窓口からのメール、13:04)

報道関係者 各位

昨日(18日)、東京電力柏崎刈羽原子力発電所第7号機の電源盤内に焦げ跡が確認され、公設消防が現場確認したところ、本日(19日)9時30分火災と判断された旨の連絡がありました。(18日18時43分頃から順次受信)

本件は、公設消防により、既に鎮火が確認されています。
外部への放射性物質による影響、人的被害もありません。

○昨日(18日)14時48分頃、7号機において電源切替作業中に、電源盤の故障を示す警報が発生。
○現場確認の結果、コントロール建屋(非管理区域)にある常用系の直流充電器盤内に焦げ跡を確認したが、火や煙は認められず。
○18時03分に公設消防消防へ連絡し、公設消防が昨夜現場確認を実施。その後焦げた部分の材質確認を行い、本日(19日)9時30分に火災と判断。
○今後原因調査を行う。
○本件によるけが人及び設備への影響はない。また、外部への放射能の影響もない。

本件について、現地の保安検査官が現場を確認しています。

以上



 


やっぱり福島第一の震度を一番に気にしてしまうけど
(先日、作業員の方からいろいろお話を伺ってから特に!)
こんなに、日本のあちこちで、震度5強の地震がたくさんあると、
古い原子炉はやっぱり心配ですね。

原子力規制庁事故対処?室からのメール、21:25

 

報道関係者各

本日(17日)21時3分頃に宮城県沖で発生した地震による原子力施設への影響について、お知らせします。(21時20 分現在)

(現在、各施設ともに異常情報は入っていません。)

1.原子力発電所

<東北電・女川(BWR)>
宮城県:最大震度5弱
石巻市:震度5弱
女川町:震度4
1から3号機:定検停止中
○プラントの状態に異常なし。
○排気筒モニタ、モニタリングポストに異常なし。

<東京電・福島第一(BWR)>
福島県:最大震度3
大熊町:震度2
1から6号機:停止中
○プラントの状態に異常なし。
○排気筒モニタ、モニタリングポストに異常なし。

<東京電・福島第二(BWR)>
福島県:最大震度3
富岡町:震度3
楢葉町:震度3
1から4号機:停止中
○プラントの状態に異常なし。
○排気筒モニタ、モニタリングポストに異常なし。

以上



 


 

DSC03558.JPGおしどりマコ
この部分の配管は昨年12月に設置した時のものを使ったという事ですが、 これはろ過水の水圧試験もされてませんが、風圧試験もされて無かったのですか。

 

 

東京電力:小野氏

ええ、してございません。

 

 

おしどりマコ

風圧試験もしていない、ということですね。

 

 

東京電力:小野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

この辺りのエリア〜G6エリアまでALPSの処理水の移送用2PE管が元々当時から設置されてたと思いますが、その時のPE管を転用したという事ですか。

 

 

東京電力:小野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

ではそのフランジが100πくらいだということですが、パイプも100πぐらいですか。

 

DSC03560.JPG

東京電力:小野氏

今寸法を確認してますが、配管は10cmです、フランジはそれより大きいのですが、それは今確認中です。

 

 

おしどりマコ

分かりました。

こおの繋ぎこみをしているボルトの軽はm何位ですか。

 

 

東京電力:小野氏

寸法関係については別途確認させてください。

 

 

おしどりマコ

分かりました。

ではその時にどれ位の耐力でしめているか、何ニュートンかも出して頂けませんか。

 

 

東京電力:尾野氏

トルク管理では有りませんので、面間寸法管理ですので、トルクでは示しておりません。

 

 

おしどりマコ

何ニュートンかは出てこない。

 

 

東京電力: 尾野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

分かりました、ではシートパッキンではなくゴムパッキンでフランジを閉めていた理由を教えていただけますか。

シートパッキンの方が確実性が高いと思いますが。

 

 

東京電力: 尾野氏

当該の配管に使っているタイプからフランジの材部ということによって、使用するパッキンが適合してまいりますので、それに適合したものを使用しています。

 

 

おしどりマコ

ゴムパッキンで。

はい、ゴムパッキンは割と劣化が早いと思いますが、まあゴムパッキンということですね。当該の場所の雰囲気線量は先ほどから出ておりますが、β線ですので、濃縮塩水の表面線量を1センチ位、若しくは表面線量を教えて頂けませんでしょうか。

 

 

東京電力: 尾野氏

濃縮塩水そのものですか。

 

 

おしどりマコ

はい。

 

 

東京電力: 尾野氏

ちょっと確認をさせてください。

 

 

おしどりマコ

分かりました。

あと、今回の移送計画は東京電力が検討して計画を立てていたのか。

工程表や管理要領などは東京電力が作ったのか、メーカーに投げたのか、業者に投げたのかも教えて下さい。

 

 

東京電力: 尾野氏

通常、運用管理については私共でしています。

 

 

おしどりマコ

東京電力が管理要領などを作成したということですか。

 

 

東京電力:尾野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

分かりました。

ありがとうございます。

 

 

東京電力:尾野氏

仰ってる事は、面間で対応するという事ですね。

 

 

おしどりマコ

いいえ、違います。

今回の移送計画についての加入、、、。

 

 

東京電力:尾野氏

今回の移送、最後の段取りという事ですか。

それは当社です。

 

 

おしどりマコ

はい、そうです、そうです。

東京電力が作成下という事ですね。

 

 

東京電力:尾野氏
はい。

 

 

おしどりマコ

分かりました、ありがとうございます。

でももし、出来ればそのもの、濃縮塩水の表面線量などは、淡水化処理装置と同等の物がもし、出ていれば教えて下さい。

よろしくお願いします。

 

 

東京電力:尾野氏
はい、確認いたします。

 

 

おしどりマコ

よろしくお願いします。

 

 

 

       回答その1                        
DSC03565.JPG

東京電力:尾野氏
先程、漏えい箇所の表面線量、或いは漏えいした後の現場の雰囲気線量のご質問があったかと思います。

表面線量‥28mSv/h

雰囲気線量‥0.08mSv/h

 

 

おしどりマコ

濃縮塩水そのものの表面線量は?

 

 

東京電力:尾野氏
今確認中です。

因みに今程申し上げた値はγ線の値です。

β線込みで申し上げますと。

表面線量はβ線込みの値ですが、雰囲気線量につきましては。

β線込みで0.2mSv/h

DSC03582.JPG

 















 

IMG_4872.JPG<1回目の質疑>
おしどりマコ
地下貯水槽の品質確認、試験の内容のご回答ありがとうございます。
依然した質問の回答が出ていませんでしたので、前田建設に取材をしてきましたが、前田建設は東京電力に回答した以外の事は独自で答えれない」という事でしいたので、要望なのですが、前田建設のこの工事をされた方でも広報の方でなくても、回答をお持ちの方、専門の方を会見に呼んでいただく事はできませんでしょうか。


東京電力:石橋
前田建設の方を、、、、。


おしどりマコ
たとえば、品質検査、満水時の水はり検査についてのご回答はいただきましたが、満水時の地盤沈下量を測ったのか、若しくは満水時に蛍光剤や染色剤によるトレーサーによる探傷検査はしたのか、等の回答はこのご回答では載ってませんので、本日改めて質問しても「確認します」になってしまいますので、ご回答をもった方を会見に呼んでいただけないか、という事です。


東京電力:尾野氏
ごめんなさい、そう云う質問であれば私から回答するのが良いと思います。
「満水時の確認項目として確認した物はこちらでございます」という事で本日お示しいたしました。


おしどりマコ
わかりました「満水時の地盤沈下量は測定していない」という事ですね。
「トレーサーによる探傷検査もしていない」という事ですね。



東京電力:尾野氏
はい。


おしどりマコ
あと、前田建設に聞いてみて、回答できないと云う事だったのですが、例えば、危険物取扱いタンク等は消防法によって検査されますよね。
でその、原子力関係の施設は耐震設計審査指針や安全設計審査指針に基づいて造られますが、この地下貯水槽はどの様な法律に基づいた検査をされたのでしょうか。
まあ、例は無いので難しいと思いますが。


東京電力:尾野氏
福島第一の状況は通常とは違っておりましたので、取り扱いについては個々規制庁等に対応を相談しながら進めてます。設置等についても規制庁の意見聴取会の様な所でご説明、応対しながら進めてます。具体的な設置に当たっては実施計画などで書類化して提出してる、という様な事ですので、そうした対応はとらしていただいてます。


おしどりマコ
わかりました、意見聴取会などで、評価したと云う事ですが、ではその何らかの法律に基づいた準拠した検査という意味では特にないのですね。


東京電力:尾野氏
福島第一の状態が通常の法律の適用対象の状態と違ってますので、その時にこう云った対応をとって運営してます。

IMG_4875.JPG おしどりマコ
はい、この地下貯水槽に関する意見聴取会の議事録も全部読んだというか、全部傍聴に行きましたが、この地下貯水槽は耐震Bクラスとされてますが、接合部は耐震Bクラスの検査がされてない様に思いますが、いかがですか。
接合部も含めこの地下貯水槽での満水時の実験も含めです。


東京電力:尾野氏
地下貯水槽の遮水シートの評価という事で、地震時にかかる力という事で遮水シートに損傷等の生じる恐れはないであろうと云う事は確認してますが、、、。


おしどりマコ
そうです、遮水シート自体は耐震Bクラスの検査はされてますが、それぞれの設備や接合部についての耐震検査です。
遮水シートの接合部やタンクその物についてです。


東京電力:尾野氏
タンクの性能保持という事でシートの能力という所で保持しておりますので。


おしどりマコ
そうですね。
すいません繰り返しになって。
あのー、議事録を何度も読んだんですがシートに頼っているのでタンクその物は耐震検査やその他の検査はされていないんです。


東京電力:尾野氏
そこは、制度上の整理として性能保証と、性能を担保すると云う事で遮水性能を担保してますから、シートの確認という形になってます。


おしどりマコ
そうです、耐震Bクラスと指定された設備の事は尾野さんの方がもちろんご存じだと思いますが、耐震設計審査指針で、全ての耐震検査をされますので、今回この貯水槽が遮水シート頼みという事で、タンクその物の耐震検査は全てされていないと云う事で、それは原子炉の汚染水の設備であれど、耐震設計審査指針はもう、、、それでよかったと、、、。
そこの意見聴取会でされたからもうそれでいったと云う事なんですね。


東京電力:尾野氏
そうですね、耐震評価という事でいえばそう云う事になります。
それから、通常の強度評価という事になれば枠材の評価や、必要な事は指していただいてますが、その辺りについては、ご出席されて見ていたのであればお話も伺ってるんじゃないかと思います。
何れにしましても、我々だけでない判断の中でこうした設備の設置についてはご説明、ご相談させていただき許可をとっている、という事です。


おしどりマコ
わかりました。
では、以前から聞いてますベントナイトシートの詳細なスペック等は本日教えて頂いたのでしょうか。すいません、遅れてきたもので。


東京電力:尾野氏
すみません、まだですのでちょっと確認させてください。


おしどりマコ
わかりました、では以前聞いてました、3月半ばの時点での分析結果などで全βが検出されていたにも関わらづ「漏えいではない」と判断していたその現場の判断部署の名称を教えていただけますでしょうか。


東京電力:尾野氏
これはちょっとお待ちいただければと思います。


おしどりマコ
わかりました、では、、、東京電力が鹿島の技術研究所等で汚染水の止める研究をしていますが、そのグラウトの注入を変えて色々な物を止める事に成功した、という様な事が出ていましたが、今の既存の貯水槽を使う為に何らかの止水材等を入れるという様な検討はされているのでしょうか。


東京電力:尾野氏
現時点でそういう検討はしておりません、まず、原因究明をした上でそれに応じたグラウティングをするならする、対応をすると云う事になりますので、現時点でそういった議論はしてません。


おしどりマコ
わかりました。
ではその、今後の方針を東京電力が決める時に、検討するチームの中に建設業の方や土木関係の方は入っておられますか。


東京電力:尾野氏
現在、対応している所としては主に当社が中心でやらしていただいてますけれども、調査にあたっては土木関係の企業の方の協力も得ながら進めております。


おしどりマコ
わかりました、その検討するチームには土木関係の方は入っておられない、という事ですね。


東京電力:尾野氏
今、対応という事でグラウティングをどうするか、という話ですよね。

IMG_4925.JPG おしどりマコ
というか、少し以前の話になりますが「海洋に汚染水が出ていた時にコンクリートで止めようとしたが勢いが強いため、止めれなかった」という事がありました。
そこで土木関係の方に伺うと「普通流量沢山ある所はまず、大きい石を積んで流量を弱めてからコンクリートを流し込むものだけれども、東京電力の判断部署には土木関係の方はいないのだろうか」という事を伺いました。
ですので、何らかの判断をするチームに居らっしゃるかどうかを知りたかったのです。
グラウト剤だけに関わらづ。

東京電力:尾野氏
もちろん、様々な対応を検討する際には関係する企業さんのお知恵などもいただきながら幅広く検討は進めてます。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。



<2回めの質疑>

おしどりマコ
当初東京電力が仮定として出しておられた、遮水シートの継ぎ目から漏れている、とか漏えい検知孔のビニール付近が伸びて漏えいしている、という仮定は、東京電力の検討で出したものですか、それとも施工業者や土木関係者を交えて出てきた事なのでしょうか。


東京電力:尾野氏
仮定の話で検討してる訳ですが、当社の検討です。


おしどりマコ
施工業者や健築業者は係わっていないけんとうですね。


東京電力:尾野氏
様々なアドバイスはいただいてますけど、状況等々からみて、今のこの№1貯水槽の話は置いときまして、その以前の状況の中でたいかくの値がかわってない、要は片方は出てるが片方は出ていないとか、漏えい検知孔の水位に全く顕著な動きが見えてないという状況の中で起こっていると云う事で、要は遮水シートの水位に近い上の方で起こってる可能性があるのではないかという中から出てきた話ですから。


おしどりマコ
そ、そうなんです。
判断の根拠は分かるのですが、検討するにあたって、東京電力は電力会社ですので、なぜ施工業者と共に検討しないのか、建築関係、土木関係の専門家と地下貯水槽の漏水の原因究明をしないのかという疑問があるのです。


東京電力:尾野氏
これは、関係する企業さんのお知恵や協力も得ております。


おしどりマコ
はい、協力というか、同席して同時に検討してるかたちなんですか。
あの、情報をもらって検討するという形なんですか。

IMG_4899.JPG 東京電力:尾野氏
現地には関係企業の方などもいらっしゃいますし、そこも含めて我々としては確認しておりますけど。
われわれも可能性の一つとして考えてましたが、それで決め打ちをした訳ではない、という事については何度も申し上げてまいりました、その上でそうした可能性が考えられるのであれば、移送作業をしていた時に80%以上でも安全とあげるのはよろしくなかろうと云う事で計画を変更したと云う事ですし、№3のほうもしばらくそのままで置いておこうと思ったけれども、80以下までは下げようとプランを変えたと云う事でご説明もさせて頂いてますし、更によく検討はしますが可能性としてこう云う物も考えられるという様な説明だったと思います。


おしどりマコ
わかりました、この新しく配られた資料で、水はり試験で漏水が無い事とありますが、これは目視でという事ですか。
トレーサーを用いてという事ではなくということですか。


東京電力:尾野氏
そうですね。水位計です。


おしどりマコ
わかりました。
トレーサーを用いた漏えい試験をすれば、わずかな漏えいも漏えい検知孔で目に見えて分かるのではないかと思いますが、トレーサーを用いた探傷試験をしなかったのは、これは前田建設の判断ですか、東京電力の判断ですか。


東京電力:尾野氏
当社の判断と思いますが、現実にトレーサーを使うと云う事でも、方や1万数千トンの水ですからそれに対して有意な濃度で検知できるようなトレーサーを入れると云う事も現実的な事なのか、という事もあります。


おしどりマコ
わかりました、では地下貯水槽№1の水はり実験をしたのが昨年の11月でそして、今年の4月、5ヶ月後に濃縮塩水を入れ始めてますが、前田建設ではない建設会社に伺いますと屋外の地下貯水槽を5カ月ほおっておいたまま直前の、事前の検査をせずに、貯留して行くと云うのは「どう云った判断をされたのだろうか」という事を伺ったのですが、その5カ月ほっておいた物を検査をしないで直ぐに濃縮塩水を入れた、という判断は緊急だと云う事で、これは東京電力の判断という事でしょうか。


東京電力:尾野氏
そう云う事でございます。


おしどりマコ
何らかの、施工業者に支持を仰い打という事は。


東京電力:尾野氏
確認をさせて頂きたいですが、先先日来の状況と云うのは非常に緊急度を要する状況ですから、その中での判断です。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます・

IMG_4954.JPG




















 

 

DSC03503.JPG














1回目の質疑                
DSC03509.JPGおしどりマコ
貯水槽の周りのサンプリング結果を見ますと、使っていない5と7のドレン孔からの全βが検出されてますが、これはどういった評価をされてますか。


東京電力:尾野氏
資料の2枚目の事ですか。


おしどりマコ
地下貯水槽分析結果のNo.5と7のドレン孔水の結果です。


東京電力:尾野氏
4月7日のぶんですね。
現在、様々取ってる所ですが、使用してない所の状況なども含めて見ていくというのは、比較対象という事で、見ていくと云う事ですので、現時点でこれを見てどうというよりは、継続して測定してきますので、その全体を見ながら評価をしていきたいと思います。


おしどりマコ
これは、使ってない№5と、№7は№2の物を移送した、№6に非常に近いのですが、移送する前のドレン孔のデータはありますか。
№6が漏えいをしているという可能性等を考える為の、データと云いますか。


東京電力:尾野氏
№6の移送前のデータですか。


おしどりマコ
えー、№6に№2の物を移送する前の、、、。ですので、5も6も使ってない状態でのドレン孔のデータです。


東京電力:尾野氏
確認してみますが、タイミング的んは無いのではないかと思います。
通常測定は移送してから開始いたしますので、そう云う意味では№6について移送前の物は無いと思いますが、念のため確認いたします。
それから、5と7については現状移送されてませんが、これは要は移送されてない状態での評価という事でサンプリングしている物です。


おしどりマコ
移送されてない状態で全βは検出していても、これは、何と云いますか「特に問題はない」と云う評価なんですか。
東京電力として。

DSC03512.JPG 東京電力:尾野氏
問題があるとか無いとかには直接かかわらない物と思っておりますが、当該環境の初期状態がどの様な物であるか把握して行く一環ですので、個々の一回一回の測定データでどうこうというよりはコンパ全体の調査、様々な場所の測定サンプリングを行っておりますので、全体を見た上で判断して行くと云う事だと思います。


おしどりマコ
№6と№1に移送する前に貯水槽などの点検、状況なりの検査はされましたか。


東京電力:尾野氏
当該の施設を造ったおりに水をはり、漏えいが無いかとかそういったような検査はしております。


おしどりマコ
造った時のみで今回、№2と3の漏えいの可能性があり、移送時には特にしていない、という事ですね。


東京電力:尾野氏
そうですね、この移送開始時点では特にしておりません。


おしどりマコ
わかりました。
その造った時期と云うのはいつごろでしょうか。
不勉強ですみません。
去年の秋ごろ地下貯水槽が出来た時期という事ですか、その水はり実験をしたのは。


東京電力:尾野氏
竣工時期については確認させてください。
何れにしても、今出てる値はそう高いレベルではありませんから、入って無い場所での測定ですので、その当該の場所でのバックグラウンドレベルという物を示しているもであろうと云う風には思います。
それから、竣工時期ですが、
№5の地下貯槽が今年の1月、№6が昨年の12月、№7が今年の1月です。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
分析結果を見ますと、3月20日時点で全βが貯水槽№2と3から出ていたり水位計が下がったように見えるのですが、それは過去の「こういう事象があったのではないか」というその当時での判断が難しかった、という事で。
では、データを判断しているのはどこか、現場なのか、本店のどういう部署なのか教えていただけませんか。


東京電力:尾野氏
それは、現場の所管部署になります。


おしどりマコ
現場の所管部署で判断をしていると。
各データの総合的な評価なども現場の所管部署が判断をしてるんですか。
因みに何という部署か教えて頂けたら。


東京電力:尾野氏
確認をさせて下さい。


おしどりマコ
昨晩のメールで地下貯水槽№1のレベルが高くなる事から、移送を停止すると云う事なのですが、この場合のレベルというのはさにを指してるのですか。


東京電力:尾野氏
水位。


おしどりマコ
水位ですか。
わかりました。


東京電力:尾野氏
№1の移送量は80%でコントロールしようと思ってるとこです、所が№2から早く移送しようとして、大容量の仮設ポンプを使ってますので、移送作業の最後の所で行き過ぎてオーバーシュートしに様に、上限に近付いてきた所からコントロールをする必要がありますので、その調整などをしつつ対応してると云う事で、運転の様々な操作が入ってる訳です。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
この、№2と3に入っていた濃縮塩水は淡水化装置、濃縮水の放射性物質の割合と近いと云う事ですが、全βが以外のアンチモンやルテニウム等が含まれているかどうかの検査結果はどれくらいで出てきますか。


東京電力:尾野氏
個別のそういった詳細評価は今、していないと思います。
状況として、今の見方としますと全β或いは塩分、主要な核種等について確認していく事で状況把握としてはよろしいかと思います。
いたずらに分析核種を増やすと多数のサンプリングをしている関係もありますので、全体把握という事では逆に時間を要したり対応が難しくなったりしますので、今は主要な核種の測定で状況把握をしています。


おしどりマコ
わ・か・り・ました、濃縮塩水の成分を見ますとヨウ素、セシウムよりアンチモンやルテニウムの方がγ核種としてより多く含まれているように見えますが、今はその必要が無いと云う事ですね。
わかりました。
シルトフェンスについてお伺いしたいのですが、悪天候により切れていたと云う事ですが、点検周期はどのくらいですか。
そしてどの位の期間で切れたと判断されましたか(切れた時期)。


東京電力:尾野氏
今回の悪天候できれました。
日々のパトロールで見つけました。


おしどりマコ
点検周期は毎日という事ですね。


東京電力:尾野氏
そうですね。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
あっあと司会の方に要望なんですが、記者さんがご質問される際に、ご自分のお名前を名乗らず、媒体だけ仰る方もおられますので、すいません、マニアなんで徹底してお名前も名乗って頂ける様にしていただけたらと思います。
宜しくお願いします。


2回目の質疑                
DSC03531.JPG おしどりマコ
度々失礼します。既出だったら申し訳ありません。
貯水槽№5、6、7の水はり実験の時期を教えて頂きましたが、1、2、3、4も教えて頂けますか。




東京電力:尾野氏
改めて一通り申し上げます。
№1が平成24年の11
№2が平成24年の12
№3が平成24年の12
№4が平成24年の 8
№5が平成25年の 1
№6が平成24年の12
№7が平成25年の 1

以上です。


おしどりマコ
ありがとうございます。
この様な放射性液体廃棄物を大容量で地下に地下に貯水すると云う事が他に在りませんので、どの程度までの水はり実験、検査等を事前にしたかを知りたいのですが、満水時の測定沈下量や、浸透探傷試験など非破壊検査はどこまでされたのでしょうか。


東京電力:尾野氏
構造的に満水状態での漏えい試験というのは、漏えい検知孔の側で行います。
ですので、内部に人が入っての非破壊検査やそういった類の検査は特にしてません。


おしどりマコ
わかりました、満水時の地盤の測定沈下量などは調べましたか。


東京電力:尾野氏
地盤側の測定等データは改めて項目があるかも含めて確認させてください。


おしどりマコ
わかりました、そのハンマリングの非破壊検査ではなく、例えば染色剤や蛍光剤を用いての浸透探傷試験等はされたのでしょうか。


東京電力:尾野氏
そう云った様な物をするようなタイプの物ではございませんので、必要ないかと思います。


おしどりマコ
いや、大容量の危険物タンクの場合は通常、消防法などではする様になっているのですが、原子力施設でもそう云うのは想定していないので、何処までの検査をされたのかという事を知りたいのですが。
どの検査をされたのか、一覧があれば教えて頂きたいです。


東京電力:尾野氏
確認をさせて頂きます。
ただ、いわゆる浸透探傷試験は金属構造物に通常行うものですので、今回のタイプの物についてどの様な事をしたかについては確認いたします。


おしどりマコ
わかりました、漏れてないかどうかは漏えい検知孔で満水時に見た、という形だけですか。


東京電力:尾野氏
そうです。


おしどりマコ
わかりました、漏えい検知孔での漏えいチェックは少しずつ漏れている微妙な物が分からない、という事をこの、地下貯水槽№4の時点で仰っておられました。
なので、№2、3の漏えいでは塩分濃度や放射線濃度などをチェックしたと伺いました。
ですので、事前の水はり実験の時は、大量の漏えいが無いかどうかを見たのみ、という事ですか。

DSC03533.JPG 東京電力:尾野氏
漏えい検知孔のほうは、遮水シートに漏えいがあれば、最終的に水位が上がってきて、内部の水位と漏えい検知孔ないの水位がバランスする所まであがってる形になっています。
その水位の変動を見て漏えいの有無の確認をしています。
満水確認の折には、その形で漏えい確認をしております。
今回は、どこから、どうしてという事については今まさに、調査検討している所でございますので、断定するものではないですが、漏えい検知孔側の水位というのは上がっていない、という事も明らかですので、いずれにしても深い所で漏えいが生じてどんどん水が出ていると云う様な状態という風には見てとれないと思っております。


おしどりマコ
わかりました、では当初の水はり実験で漏えい検知孔を見ていたと云う事でしたら、その時点で少し漏れていたかどうかも分からなかった、という事にはならないのですか。


東京電力:尾野氏
これは漏えいの原因と、そう云った物との兼ね合いがあるかと思いますので、現時点でどうかという事に関しては、まあ、いずれにせよ確認はしてましたが漏えいという判定にはなっておりません。
事実、当該の№2についても漏えい検知孔側の水位は上がっておりませんから、そう云う物に表れないタイプの物であると云う事だと思います。
したがってそういうタイプとはどういうものかという事で検査項目に挙げている訳でございます。


おしどりマコ
質問の意図が伝わって無いようですが。
漏えい検知孔で水はり実験の時に、満水実験の時に漏えいを見て、問題が無かったと。
で、今回は漏えい検知孔では問題が無かったと云う事だと、水はり実験の時の漏えいしてるかどうか、というのが十分であったかが疑問なのです。


東京電力:尾野氏
漏えい検知孔によって、漏えいの有無を確認するという手法はとっており、それで見ています。今回と云うのは漏えい検知孔で№2、上がってないという事象がありますから、つまり漏えい検知孔で見ていては分からないようなタイプの現象が今回の物なのだろうと思っていると云う事です。
通常考えられる漏えい、という事であれば、漏えい検知孔で分かりますので、そう云った事が原因が何なのかは、よく調べていかなければいけないと思います。


おしどりマコ
すみません、同じ繰り返しになってしまったので後にします。
で、その水はり実験の時にその漏えい検知孔のシートに重みがかかりボタンの穴の様な形に延びて空いた所から漏えいしたのではないか、と現時点の仮定のチェックは出来なかったのでしょうか。


東京電力:尾野氏
それは、ちょっと難しかったと思います。


おしどりマコ
その部分は外観検査等は出来なかったと云う事ですか。


東京電力:尾野氏
その部分は、完成してしまうと砕石などに覆われた場所になりますので、見る事の出来ない場所です。


おしどりマコ
外観点検が出来ない場所なので、分からないと云う事ですね。


東京電力:尾野氏
そうですね、出来ない場所になります。


おしどりマコ
よろしければ、その水はり実験の時に何をどう検査したかというのを出していただけたらと思います、宜しくお願いいたします。


東京電力:尾野氏
改めて確認させてください。

DSC03538.JPG

















 

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