2013年9月11日東京電力記者会 よりマコちゃんの質疑ですねん!

福島とテレビ中継で行われた会見ですねん!

おしどりマコ
相澤副社長にお願いいたします、 9月10日付で「汚染水対策本部で社外専門家としてレイク・バレット(LAKE H. BARRETT)氏(元米国原子力規制委員会(NRC)、元米国エネルギー省(DOE)を招聘することを決定」とリリースされておられましたがこれは、すいません不勉強でどういう経緯でどこの決定なんでしょうか。
東京電力単独の決定なのでしょうか。



東京電力相澤副社長
これは東京電力単独の決定であります。


おしどりマコ
えー、レイク・バレット氏の招聘は東京電力が決めたということですねわかりました。
レイク・バレット氏は9月9日のBulletin of the Atomic Scientists というジャーナルにオピニオンとして、数百万ガロンのradioactive waterのnew plan として「海への汚染水の放出を含める必要」があると明言されておられますが、それ以前のレイク・バレット氏の福島第一原発に関してのオピニオンを見ましても「汚染水の海洋放出」というのをnew planとして強く意見として持っておられますが、この方を東京電力が単独で招聘されたとして、これは汚染水を海へ放出するということを視野に入れて、そのための社外専門家なのでしょうか。


東京電力相澤副社長
いや、全くそういうことではありません。
あの、 えーーーーーーーーーーーーー。
非常に長く広い経験をこの分野でお持ちであるということからお願いしたといういきさつであります。
今後、まあ色々とご指導あるいは議論をさせていただく中で、そういった問題もいろいろ検討していくことになるかもしれませんが、放出するために用意したということでは全くありません。


おしどりマコ
すいません、私全く不勉強でレイク・バレット氏のジャーナルやオピニオンその他を探しましても、汚染水放出のご意見以外という物を調べることができなかったのですが。
では具体的に、レイク・バレット氏は、福島第一原発の汚染水問題に関してどのようなプランを他にお持ちなのでしょうか。


東京電力相澤副社長
まだ、その本人と詳細な議論打ち合わせをしておりません。
今後、我々の方から我々の考えを申し述べさせていただいて、そして彼のいろいろなアドバイスをいただきながら今後の方策をより深めていきたいと言うふうに考えております。


おしどりマコ
わかりました。
では先ほど、相澤副社長の現状認識として「総理の発言はともかく」と言うお話で「発電所周りは変化がない」とNDもしくは「告示濃度100分の1 、 200分の1以下だ」とおっしゃっておられましたが、これは5、6号機放水口北側の測定値も含まれているのでしょうか。
ここは、港湾の外の海の測定点として東京電力がモニタリングされておられますが、今年の汚染水の漏洩の事象があってからストロンチウムが再び上昇して、5.8ベクレル/Lまで出ております。
告示濃度は、ご存知の通り30ベクレル/Lですのでこれは告示濃度の5分の1、6分の1等量になるのですが、先程のご発言の中にこの測定点は含まれておられたのでしょうか。


東京電力相澤副社長
そういった意味ではその測定点は含まないつもりで発言致しました。
それは、そう言った意味で正確ではなかったかもしれません。


おしどりマコ
これは港湾外ですが発電所周りでは無いということですか。


東京電力相澤副社長
えー、これは港湾外ではありますが
海洋というよりはかなり近傍になっておりますのでそういった意味でその点は除外して私申し上げました。


おしどりマコ
発電所周りでは無いという事ですね。
分りました。
ありがとございます。
 

 

 


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2013年09月18日東京電力定例会見、マコちゃんの質疑ですねん!

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 東京電力尾野氏の冒頭の訂正と回答                       
 
まず初めに私の方、説明で間違っところがありましたので、訂正をさせて頂きたいと思います。

昨日ですね、サーモグラフによる水位確認、「タンクの水位確認はされてますか」というご質問に対して、 「サーモグラフによる水位確認はしてございます」というふうに回答をさせていただきました。
サーモグラフによる水位確認というのは現在、具体的に運用レベルで実行するための準備をしているところでございまして、 21日を目途に運用レベルで全体の適用が始まるというような状況でございますたので、サーモグラフによって確認をしていると申し上げたのは私の間違えでございます。
失礼いたしました。
で、今現在どのように確認をしているか、ということでございますが、台風が来る水の処置をする必要から、水位を確認しておくということの必要性がございましたし、移送を行うということでありますとタンクの連結弁を開けておく必要があるということで、タンクの下部の連結弁を開けて受け入れの準備がしてある状態で待機していた、ということでございます。
したがいまして、水位計によって水位を確認できる状況にはございまして、水位は確認済みであったということであります。
説明として一部誤ったところがありまして失礼いたしました。
 
それから、おしどりさんからいただいた質問だとともんですけども、 24Bq/Lの水を放出して、つまりCエリア(東)ですね、こちら24Bq/Lが放出されてまして、Bエリアの方は23Bq/L汲み上げられているというような状況だけれども、それぞれのエリアのタンクの余裕ですね、今どういう状況であったかということを確認してください。
というようなお話を頂きました。
Cエリアの方ですけれども、水位にして96.3パーセントであったことであります。
それからBエリア(北)の方ですけれども、こちらは約91パーセントいう状況であります。

まあそれに応じているということです。

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 マコちゃんの質疑                                
 

おしどりマコ
排気筒について伺いたいのですが、これは過去10シーベルト以上という地点だとと思うのですが、 10シーベルト以上どれぐらいか、というのは測定はされておられなかったのですよね。


東京電力尾野氏
そうですね、ちょっと今あれでございますけれども。
以上までだったのではないかなと思います。


おしどりマコ
以上ですね、10シーベルトではなく以上ということでわかりました。
で、この鉄塔が万一倒壊とかしますと、まあ少し人間が作業できるような環境ではありませんので、かなりのひどい状況になるのではないかなと思いますが、鉄筋の座屈とかコンクリートの基礎の圧壊等その他の事象はカメラでご確認をされているのでしょうか。


東京電力尾野氏
当該のものというのは見てございますので今確認している中で、今回見つかったものもお示ししてるということであります。
ですのでご心配かと思いますけれども、現状この構造物は要は、構造体として危険な状況にあるんですかと聞くと、そういう状況では無い、というふうに思います。


おしどりマコ
柏崎刈羽原発の中越沖地震の際の排気筒の評価を見ましても、この時点は地震の際に最大揚力発生位置なのですが、その際多少のボルトの緩みなどでも柏崎刈羽の場合は詳細な、いろいろな調査をすぐにされておられるのですが、これ、あの、 3次元モデルによる地震応答解析などは考えておられるのでしょうか。


東京電力尾野氏
あの、まあどういった評価ができるかという事は、本日確認した事ですので、検討してる所でありますが、いちばんいいのは近づいてものがいろいろ見れて、その状況を踏まえた上でいろいろやっていくというのが良いわけですけれども、現実問題として、真ん中の塔が高線量でその淵に‥高いところに登って行くということであれば時間もかかりますし、そういう事もできないだろうということでどうするかと言う事は別途検討しなければいけないというふうに思っております。


おしどりマコ
あ、すいません、なぜこの質問をしたかと言うと、 3次元モデルによる地震応答解析は近づく必要が全くありませんので、構造物と地盤と地震のパラメーターがあればできますので、なぜ柏崎刈羽の時はされておられ、今回されていないのかという質問です。


東京電力尾野氏
今日のご説明中でもさしていただいいてたかと思いますが、解析による状況の検討ということも、つまり「この部材が決めてるという条件で解析をするとどうであるか」という事は別途詰めようとしているということで、申し上げさせていただいたところです。


おしどりマコ
今やっているということですね。


東京電力尾野氏
あの「今やってる」という言葉が適切なのかどうかはわかりませんけれども、もう既にその準備に入っているということでございます。


おしどりマコ
準備にはいっ、、、?、、ん?
準備に入っている?
これから準備に入るということですか。
地震の後に、今回、9月18日今日こ事がわかってこれから3次元解析を進めていくということですね。


東京電力尾野氏
はいそういうことになります。


おしどりマコ
それまでカメラでのこのような安全性評価というのは、されておられなかったということですね。


東京電力尾野氏
本格的にやったのは今回です。


おしどりマコ
分りました。
堰外いと堰内の雨水のセシウム全β測定結果についてお伺いしたいのですが、これはH9エリアとH9エリアの西は隣接していますが、堰内と堰外の値が、H9西エリアは告示濃度限度を超える位、 59ベクレル/Lという風になっていますが、これ隣接しているエリアですので、ほぼタンクのエリアの施行時期も一緒かと思いますが、ホールアウトの影響など同じようなものかと思われますが、これはどういう評価をされてますか。


東京電力尾野氏
これはまだ評価してございません、しておりませんが、おっしゃる通り、堰外ですから施工と関係なく元々の状態でございますので、近くで値にブレが出ているというのは、どういうことなのか、これはまあサンプリングした局所的な場所の状況などに依存性があるのかもしれませんが、現時点でこのさと言うのがどういうことかという事は、分析解明はしてございません。


おしどりマコ
この、59ベクレル/Lの値を堰外で出した、 H9エリアはC排水路の測定点、C-0 地点に隣接していると思うのですが、C-0 地点はほぼNDが続いています。
ですので、この告示濃度限度を堰外で超えた地点というのは、どこのあたりで測定されたのかというのもお示ししていただけませんでしょうか。


東京電力尾野氏
そうですね、ちょっと確認させていただきたいと思いますが、おっしゃっているのは、要はこの2つで1 と 59ということで値的に幅があるのでサンプリングの条件等が違う場所であるかどうか、ということを確認しておいては如何ですかというお話ですね。


おしどりマコ
あ、そうですね。
もし、できればその、堰外の測定点、他のエリアもどの部分で測定をされたのか、例えばEエリアなど堰外というのはかなり広いですので、どのあたりかお示しいただけるとありがたいです。
あ、Eエリアは堰外にかかっておりませんね。
わかりました。
あの、他のエリアも、もしお示しいただけることがあれば教えていただけるとありがたいです。


東京電力尾野氏
ちょっと確認の上、回答を用意させていただきたいと思います。


おしどりマコ
はい、H9エリア西側の点は是非もので宜しくお願いします。
で、冒頭にいろいろご回答有り難うございました。
で、サーモグラフでの水位の管理は現在はされていない、という事で、現在の管理は「 閉 」運用にしてから水が溜まりっぱなしになっておりますので、台風の前にタンクの連結部分を解放して管理をしていたという事は群の先頭の水位計で5つ6つずつ管理をしていたということですね。


東京電力尾野氏
そうです。


おしどりマコ
わかりました。
でその、台風の前に連結部分を解放したというのは、日にち的に何時なんでしょうか。


東京電力尾野氏
これは14日か15日かと思いますけれども、ちょっと確認をしたいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
ドレン弁を「閉」運用にしてから台風前に連結部分を解放ということになりますと、やはりその期間の間の漏洩はどのように感知する計画だったのかという事に疑問が残りますので、そのご回答もよろしくお願いします。


東京電力尾野氏
あの、漏えいの方はパトロールの中で線量計による測定であったり、あるいは目視ですね、これは人を厚くしてじっくり見ていくということですが、こうしたことによって対応していた、ということです。


おしどりマコ
あ、すいません。
その目視と云うのが、現場の作業員の方に確認しますと、台風前からずっと、尾野さんも昨日おっしゃっておられましたが「くるぶし程度の水がたまっていた」ということですので漏えいの目視確認というのは全くできなかった、かなり急に20センチ、 30センチ増えるような事態だと目視出来ますが「微量なものは確認できなかった」ということなのですが。


東京電力尾野氏
あの、今目視というふうに申し上げているのは、タンクの側面からの漏洩ですね、こうしたものがないかどうか、という事でタンクの低い領域を見るものと、それから高い領域を見る物と分けて、見てございます。
それに加えて、足元付近の線量測定等々を行いながら対応をとっていたということでございます。


おしどりマコ
わかりました。
ちょっと関連の質問なのですが、台風の排水の時の連絡メールで「Cエリア(東)とG4エリア(南)は、堰ドレン弁にて排水する」と、一旦お知らせがあった後「当該エリアには堰ドレン弁が 設置されていないため、仮設ポンプにて堰外へ排水」とあったのですが、では、もともと堰ドレン弁が無いというエリアは、漏洩検知する部分が有りませんので、それはどのようにして漏えいを管理されていたのでしょうか。


東京電力尾野氏
あの、確かにそういったメールを出さしていただいたかと思いますが、昨日、私がご説明する時にも補足させていただいたかと思いますが、ドレン弁は付いているけれどもドレン弁が使用できなかった所について、ポンプを使用させていただいたということで補足をさせていただいたかと思います。


おしどりマコ
あ、そうなんですけれども。
つまり、聞いておりますのはそれ以前にどうやって漏えいを管理していたか、ということです。
その、 2人で1時間で全てのエリアのタンクを見回っていた時は堰内を常に乾かしておいて、水たまりがあるかどうかの目視をされておられた、ということですので、そのドレン弁が無いという事は雨水が常に溜まっているということですので目視での漏えいの確認と言うのはなかなか難しいですのでどうやって管理されていたのでしょうか。

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東京電力尾野氏
あの、さきほど申し上げた通り当該の堰に関してドレン弁が使用できなかったと云うのは、施工工事の途中であった、というようなところでございます。
ですので、少し前までの間は当該部分について、堰が完全に完成してない状態であれば、そこから水がたまりませんので、ですのでつまり堰を作る作業も含めて施工ができたところから堰を作って溜めていく、というようなことで動いてますので、そういうことから言うと当該のエリアに関しては、 2人で廻っているその地点において、、なんて言うんですかね、 、基礎面の上部に雨水が溜まってしまうというような状況ではなかった。
ということです。


おしどりマコ
いや、溜まってしまうような状況でなければ、今回仮設ポンプで堰外に排出するような水溜まりは存在しなかったのでは無いですか。


東京電力尾野氏
ですので、施工が進んできたことによって、今現在そうなっているということです。
ですから、おっしゃっているのはおそらく、、、。
長期間どうだったのですか、ということで言うと、長時間堰がある状態で排水していないという状態であれば、同じようにタプタプになっているでしょう、ということでおっしゃっているものかと思うんですけども、現実にそういうタイミングというのはあまりなかったとという状況であると云うことです。



おしどりマコ
いや、あのそれは予測でお答えになっておられるのだと思うのですが。
あのー、漏えいがわかる前パトロールの運用では水たまりがあった地点で、必ずしも全ての地点、線量を測定しているわけでは無い、という事でしたので、明らかに前後の日にちで違う部分だけの水たまりを測定するということでしたので、何日も水の溜まってるエリアは線量計では見ないということでしたので。
これはそういうエリアではなかったということなんですね。
あの、そういうエリアだった、ということを伺いましたので現場から。
ですので質問しているのです。


東京電力尾野氏
あの、ですから堰が完成する以前は堰の中に水がたまらないわけですから、当該の場所というのは堰の工事の途中… 。


おしどりマコ
わかりました。
ではどのタイミングで堰に水がたまるようになったのか、というのも日にち的に教えていただけたらと思います。


東京電力尾野氏
あの、おっしゃる通りでございますので確認させていただけますが、いずれにしても以前のパトロールの内容ということの中で水が溜まっていてその状況が変わっていない、ところについては改めての確認をしてなかったと、云うことについてはその通りでございますので、そうした場所に関して多様な厚みに改善点があったのではないか、ということに関しては、意見の相違はございません。
従いまして、今対応しているということであります。
よろしいでしょうか。

DSC07553.JPG おしどりマコ
はい、その尾野さんが何時からCエリア(東)などに水が溜まるようになっていたのか、ドレン弁はまだ作っていないけれども堰はできていた、というスケジュール感を教えて頂けたと思います。
よろしくお願いします。
で、3号機の湯気の件ですが、これは、シールドプラグ付近から、まだ何か常に気体が出ているという状況なのでしょうか。
これは、たまたま湯気で目視できるように可視化されていると云うだけで、これは常に気体は出ているという評価をされていますか。


東京電力尾野氏
こちらについては、以前からご説明している通りで、可能性は二つある、というふうに申し上げていて、雨水等が入ったものが格納容器の蓋の上部の空間の中で温められていると、それが湯気として出てきている、まあ蒸気として出てきているのが外部の気象上条件等によって湯気として見えるという場合。
それから、もう一つの可能性として、格納容器の中に入れている、封入している窒素とそれから抽出している窒素の量のバランスから考えると封入しているものに対して抽出している窒素の方が若干少ない量になる。
この差分というのは、格納容器の様々な場所から要はリークしているというふうに考えられるわけですけれども、そのリーク等があり得る場所として格納容器の上部の蓋の部分ですね、そのフランジ面というのは大きな面積を持っている部分ですから、そこが1つの可能性として大きな場所であります。
したがって、そういうところから出ている分というのが当然のことながらシールドプラグの隙間から出てくるというような可能性。
この2つの可能性についてます。
で、条件として本件に関しては、その2つの可能性のいかんによって、状況は変わってくるわけですが湯気が見えてない時のように、そうした現象が起こってないという事を示しているものではなくて、湯気が見えるか見えないかと言うのは外部側の気象条件というのが効いているのではないか、というふうに考えております。


おしどりマコ
分りました。
N2のアウトリークは確か3Nm3/h ぐらいだったと思うのですが、 2号機、 1号機ではそれぞれN2はどれくらい現在アウトリークされているとお考えてすか。


東京電力尾野氏
ちょっと数値を見てみないとわかりません。


おしどりマコ
分りました。
去年の8月の日本原子力学会安全部会で東京電力の宮田浩一氏が「2 号機では、オペフロのシールドプラグ付近の線量レベルが高く、格納容器ヘッドフランジのシール部から気体
が漏洩している」という事をご発言されているのですが、 1号機、 2号機は3号機と同じようにシールドプラグ付近のサーモグラフや、なんらかの気体が出ているかどうか、というチェックは事故後されておられるのでしょうか。


東京電力尾野
ちょっと個別のこととしては、あれでございますけれども、 2号機についても確かにシールドプラグ付近というのはγカメラでとっても線量が高いですし、当然ありうるべしな場所だと思っています。
それから、 1号機や3号機についても構造等基本的には一緒でございますし、炉側の状況などから考えればむしろそこは、シールドプラグの隙間ですね、あ、シールドプラグの隙間と言うよりも格納容器のヘッドフランジの部分ですね、こちらの方から内部起点の漏洩があるというふうに考えるのは自然なことだと思っています。


おしどりマコ
分りました、今ほど尾野さんが有り得べしとおっしゃったのは、その2号機のシールドプラグからの漏えいの可能性ということですね。


東京電力尾野氏
格納容器のヘッドフランジの部分というのはあり得る話ですし、それは1号機であろうと3号機であろうと同じだと思います。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
では、1号機と3号機のN2の注入量と確認できるリーク量からアウトリークがどれくらいあるかというのを教えていただけると有難いです。
あと、地下水位の件なんですが、No.1エリアの水位計の信頼性が落ちているということで、これは台風のかなりの降雨量があってから、1 と1-8と1-11 は同じトレンドで下がっているのですが、これは特に作業としてウェルポイントからせっせと水を抜いたとかそういうような作業はされてはいないという事ですか。


東京電力尾野氏
操作等の関係については今確認しておりませんが、今のところちょっとこの辺がどうして動いているか、どう改善するのですかと先程ご質問をいただきましたけれども、現時点で
整理が出来てませんと申し上げましたので整理ができたのでお話ししたいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
なので、その水位の変動に寄与するような何か作業はされていたのか、という質問なのですが。


東京電力尾野氏
確認の上回答したいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
で、すいません長くて、あと質問の回収なんですが。
ヒドラジンの現在の運用している、注入量と周期を教えて頂きましたが、その判断の根拠というのをお聞きしてたと思うのですが。


東京電力尾野氏
また後日回答させていたきます。


おしどりマコ
わかりました。
あと、追加の質問なんですが、ヒドラジンの2011年の事故後からの使用総量を教えていただけだらと思うのですが。
年度毎で構いませんので、どうぞ回答よろしくおねがいします。
で、あともう一点。
T-2-1 など、モニタリングで過小評価をしていた測定点を全て出してほしいと要望していたのですが。


東京電力尾野氏
まず過小評価とおっしゃっているのは、、、。


おしどりマコ
過小評価という言葉は東京電力の菅井さんがお使いになった言葉なんです。
6月のマリネリ容器のγ線放出核種分析の評価で出てきた地点です。


東京電力尾野氏
まずですね、マリネリ容器の扱い方、それに伴うバックグラウンドの扱い方、それによって、バックグラウンドをやや引きすぎて過小評価になっているということについては、確か6月ごろに公表させていただいたかと思います。
その折にも申し上げましたけれども、バックグラウンドの測り方によるその影響というのは非常に微量であります。
従いまして低濃度の測定ですね、非常に微量の測定を行うものに影響してくるけれども、ある程度濃度が高い物の測定には全くオーダー的に影響してこないというような状況であるということです。

DSC07572.JPG おしどりマコ
あ、すいません。
ご説明は存じておりますのでありがたいのですが、その過小評価をしていた測定点を知りたいのですね。
そのNDギリギリの所が当該するポイントになりますので、以前までNDだったものが突然セシウムや全βなどが存在しておりますので、それは測定方法の以前の誤りによるものなのか、実際にそれが検出されてきたものなのか。
現時点では区別がつきませんので、その6月にお示ししていただいた資料でどこの地点を測定し過小評価していたのか、というのを教えていただきたいという要望です。


東京電力尾野氏
ですので、今私が申し上げているのは測定方法を変える以前の環境測定全てに関わるものです。


おしどりマコ
全てですね。


東京電力尾野氏
ですから、どれというよりも全てです。
ただ、影響の範囲、程度というのは測定のされた結果の大きさによって違ってきますので、それはほとんど低レベルのものにのみ影響があって、カウントの大きなものについてはまったく影響がない、という性質のものですから、そのことを申し上げたわけでございます。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
ではその6月にそのマリネリ容器とバックグラウンドの関係の評価の誤りが分かるまでNDであって、それ以降放射性物質が検出された地点というのは、まあその関係、すべての測定点ということでその評価方法の変化が寄与している可能性があるという事ですね。


東京電力尾野氏
あの、評価方法の変化というのは、何らかの寄与は可能性としては有ります。


おしどりマコ
分りました、ありがとうございます。
 

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2013年9月13日東京電力定例会見よりマコちゃんの質疑!!

おしどりマコ
タービン建屋東側の資料について伺いたいのですが「地下水及び海水中の放射性濃度の状況等について」ということで、すいません遅れできたのですが既出でしたら申し訳ないのですが、これは地下水の観測孔で、アンチモンやコバルトやマンガンや普段公表していただいてる核種以外の値も公表していただいているのですが、これらの塩分濃度は測定しておられないのでしょうか。


東京電力尾野氏
していなかったのではないか、というふうに思います。


おしどりマコ
えー、あの、これらの塩分濃度はなぜ評価されていないのでしょうか。
このエリアはどのあたりまで海水が入り込んでいるのか潮汐の影響があるのかというのも議論に上がっていたと思うのですが。


東京電力尾野氏
まあそうしたことも含めて議論になっていた事は承知してございますが、多数のポイントを測定していくと云うことの中で、様々な測定についてはある制約の中で処置をしていたかと思います。
塩分濃度についての測定というのは、特にしていなかったのではないかと思いますが。


おしどりマコ
各観測孔で一切しておられないのですか。


東京電力尾野氏
えー、イチゼロで例外がないかというご質問にお答えするのはかなり難しいんですが、基本お示しした通りかと思っています。


おしどりマコ
2号機の立坑Cと3号機の立坑Aで深度と塩分濃度の関係が完全に逆転していたのですが、これは静水で見てどう挙動するかの評価も改めて、塩分濃度についてもされると言う事でしたが、その塩分濃度は静水でどう評価するかなど、地下水や立坑で評価はされておられるのでしょうか。


東京電力尾野氏
現状、どこまでのことをどう整理しているかという事かと思うのですけれども。
すいません、そこはどういうお約束をしたのかもちょっと、今正確に覚えてございませんけれども、、、。
確認させていただきたいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
例えば護岸エリアで、どの付近まで海水が入り込んでいる、と東京電力は評価しているのでしょうか。


東京電力尾野氏
これ、ちょっと一概には言えないかと思ってます。
特に今そういう評価はしてございません。


おしどりマコ
わかりました。
塩分濃度の評価は要らない、という東京電力の考え方ですね。


東京電力尾野氏
あのー、いる、いらないという事ではなくて、現状しておらないというファクトを申し上げたのでございます。


おしどりマコ
わかりました。
これ、地下水の観測孔で、例えばヒドラジンの評価などはされてはおられないのでしょうか。


東京電力尾野氏
おっしゃっているのは地下水の観測孔の中にヒドラジンがあるか、ないかということですか。


おしどりマコ
そうです。
今日、規制庁の海洋モニタリングの検討会で、堀口委員がそのことを指摘されておられましたので。


東京電力尾野氏
そうですか。
あのー、してないかと思います。


おしどりマコ
していない。


東京電力尾野氏
はい。


おしどりマコ
えー、以前からヒドラジンの現在運用している濃度を質問していたのですが、ご回答を頂けますでしょうか。


東京電力尾野氏
個別に濃度ということに関しては、明確に整理してないかと思います。


おしどりマコ
何ppmぐらいで、運用しているのか。


東京電力尾野氏
運用においては、濃度で運用しているのではなくて、定期的に一定量、補充すると、いう形で運用していたかと思います。


おしどりマコ
その定期的の間隔と量を教えてくれてませんか。


東京電力尾野氏
ちょっとお待ちください。
1号機の使用済み燃料プールにつきましては、 3ヶ月に1回、1立方メートル。
それから2から4号機については2ヶ月に1回、 1立方メートルを入れていると。
それから、 4号機のウェルですね、こちらの方には2ヶ月に1回、 1立方メートルを入れているという様な対応をとっております。


おしどりマコ
分りました、これ、 1 、 2 、 3号機のウェルのウェルには入れていないんですね。


東京電力尾野氏
1、2、3号機のウェルは入れようがございません。


おしどりマコ
ああ、なるほど。
わかりました。
これPRTR で、ヒドラジンは大気に 0.2kg放出している、という評価を東京電力自身が出されていたと思いますが、これは地下水中にどれ位放出しているかという評価されていないのでしょうか。


東京電力尾野氏
していないのではないかと思いますが、確認させてください。


おしどりマコ
わかりました、これは地下水中にヒドラジンは出ていない. . 。
かどうか、定量ではなく定性的に。


東京電力尾野氏
ちょっと今、何ともお答えしようがありません、確認させてください。


おしどりマコ
分りました、本日の海洋モニタリングの検討会で、 T-2-1、1〜4号の南放水口付近から南に1.3kmの地点でのデータが突然、セシウムが検出されることについて、東京電力の菅井さんが、モニタリングのマリネリ容器の評価の仕方で「それまでバックグラウンドの影響によって値を過小評価していた」とおっしゃっておられたのですが、まぁそれが6月に公表していたということで、 6月の「γ線放出核種分析の評価」という資料だと思うのですが、どの測定地点をそれまで過小評価していたのか、ということが一切出ておりませんので、その6月の段階で、それまでの測定がバックグラウンドの影響との関係で、値を過小評価していた測定点というのを全て教えていただけませんでしょうか。


東京電力尾野氏
ちょっと確認さしてください。
どういったお答えができるかどうかもございますけれども。
まあ、今ほどのお話があるのであれば、確認の上、回答についてはお話しさせていただきたいと思います。


おしどりマコ
わかりました、 えー、わかりましたよろしくおねがいします。
少なくとも本日の海洋モニタリング、海モニで「T-2-1は測定方法により間違っていて過小評価していたと」いうご回答でしたので、他にその部分がどれだけあるのか教えてください。
お願いいたします。


東京電力尾野氏
あの、マリネリ容器の扱い方、にはバックグラウンドの扱い方、それによって、評価を直さなければいけないものがある、という事については以前お話ししたことがあるかと思います。
で、各部分に遡って直すのは、逆算ではできないことですから。
あるタイミング以降で「正しい方法にしました」ということで、修正しているという事かと思いますけど、、、。


おしどりマコ
わかりました。


東京電力尾野氏
あの、ご説明の内容或いは本日の対応の内容も含めて、確認の上回答するのが適切かと思います。


おしどりマコ
わかりました。
今日の検討会では「過去の分の校正はなぜしないのか」という議論もありますたので、過去の分の校正をした方が信頼性があるデータになるのではないか、という議論を専門の医院の方がされておりましたので。
では過小評価していたという測定点の公表をよろしくお願いします。
で、以前質問していたことの回収なのですが、B排水路に8月27日に、土のうを積んでからその後、その辺はどうなっていたのかということを質問していたのですが。


東京電力尾野氏
8月27日に土嚢を3箇所設置しているということでございますけれども、その後の状況ということについては、まだ現在洗浄作業等を行っていたのではないかと思いますが。


おしどりマコ
あ、すいません。
質問を正確にし直します。
土嚢を積んでいてから、その土嚢の間の排水路の水量の状況等です。


東京電力尾野氏
土嚢を積んで以降の排水路の、、、。


おしどりマコ
土嚢で堰き止めている部分は毎日サンプリングをして測定をしておられましたので、どのような水を測定していたのか、という質問です。
そこの水は土嚢を積んでいるはずですので。


東京電力尾野氏
溜まり水になっているのではないかと思いますが。


おしどりマコ
あ、「思います」ではなく、ご確認をお願いしていたのですが。


東京電力尾野氏
あ、そうですか。
わかりました。


おしどりマコ
完全に遮蔽されているのか、どこからか水が常に何かしら共通されているのか、たまり水がどの程度あって、毎日測定しているのかという正確なご回答です。


東京電力尾野氏
はいわかりました、そういう質問だということですね。
分りました。


おしどりマコ
2 、 3回以前に質問しましたのでよろしくお願いします。
で、本日、身体汚染について瓦礫撤去の影響がある、という資料を出していたきましたが、これは、以前より作業員の方々からも伺っていたのですが、がれき撤去の際、ちょっとしたプルームになる位のダストが飛散するという事ですので、その3号機の瓦礫は、撤去をし終わってから「何日から何日まで撤去作業をしました」という情報の発表の仕方でしたので、事前にどの部分のがれきの撤去をするのかと言うのも好評いただけませんでしょうか。これから。


東京電力尾野氏
3号機の話ですね。


おしどりマコ
そうです。


東京電力尾野氏
まず、今後のことということで申し上げますと、瓦礫の撤去作業等々 、を行うにあたっては、飛散防止剤を用いていく、ということで対応していくことと、モニタリングをしていくということでダストサンプリングは連続で行うというような事を、対応として考えていくということであります。
まあ、そのことをご説明しておいた上で、今のをご意見としては承っておきたいと思います。


おしどりマコ
はい、事後報告ではなく、事前にどこの部分の瓦礫の撤去をどのスケジュールでするのか、という情報の公表を要望します。
よろしくお願いします。
で、すいませんたくさんありまして。
で、汚染水対策ワーキンググループの資料なのですが、会見で度々質問したものが規制庁のワーキングで情報が公開されると、しかも「会見で要望のあった物を公開する」というその公開の仕方なのですが、これは、これからもこういう運用なのですかね。
記者会見より規制委員会を先にするという。


東京電力尾野氏
あの、技術的に細かい作業や準備なども伴うご質問も多いことでしょうし、そうしたものはしっかり精査した上で出さしていただいているという状況があるかと思いますが、結果として重なったものかと思います。


おしどりマコ
分りました。
では、それに関してなのですが、Hエリア汚染水貯留タンクの漏洩の20ページのタイプ別のタンクのエリア配置図を公開していただいたのですが、これHエリアという表記の仕方ではなく、H何エリアか、というというのも、公表していただけませんでしょうか。
という要望をしていたのですが。


東京電力尾野氏
あの、12ページ、 13ページをご覧いただければお分かりいただけるのではないかと思いますが。
H-4の北‥そういうのはどっか別のところにあったのではないでしょうか。


おしどりマコ
あ、分りましたありがとございます。
で、あと同じ資料の、護岸エリアの汚染の件の37ページのところで、ここに以前から質問しておりましたNo.1エリアの配管図を公開していただいたのですが、これはあのスクリーン操作室配管管路もpdfの資料で37ページに公開していただいたのですが、この配管管路のたどり着いているのがスクリーン操作室、この構造物がスクリーン操作室という理解でよろしいですか。


東京電力尾野氏
結構かと思います。


おしどりマコ
これはこの配管はここで行き止まりなのか、ということと、このスクリーン操作室配管管路の電源はどこから出て来ているのか、ということもお調べしてご回答頂けたと思います。よろしくお願いします。


東京電力尾野氏
これは行き止まりでございます。
でこの配管管路を通じて、電源ケーブルの行きと戻りがある、ということです。


おしどりマコ
この、取水ピットAから電源が来ていて、ということですか。


東京電力尾野氏
そうですね。


おしどりマコ
そこから電源が来ていてということですか。


東京電力尾野氏
はい。


おしどりマコ
あの、以前取水ピットAの写真が公開されていた時は、そのような配管ではなかったのですが。


東京電力尾野氏
ちょっと、どうだかあれですけれども、いずれにしても、スクリーンポンプ室ですね、こちらの方に動いている配管のラインというのはこの1本でございますから、これは行き止まり、要は建屋で行き止まりになっております。


おしどりマコ
それは、スクリーン操作室で行き止まりになっているということですね。


東京電力尾野氏
はい。


おしどりマコ
わかりました。
その電源がどこから来ているのか、というのも回答頂けたらと思います。
よろしくお願いします。
で、最後にあのこの「汚染水問題に関する当社関連報道について」  ということなのですが、一昨日、相澤副社長に質問させていただいた時も少し疑問だったのですが、東京電力の、港湾内、港湾外という概念に関して少し質問したいのですが、5、6号機放水口北側や、1 、4号機放水口南側というのは港湾の外ですが、それは港湾内という評価なのですか。


東京電力尾野氏
あの、説明の中で、我々が今用いている事ということで言うと。
まず、1から4の取水口の中ということ、それから港湾の中という事、それから港湾と港外の境界領域と、境界点。


おしどりマコ
あ、境界領域という意味ですか。


東京電力尾野氏
ええ。
それから後、港湾の外の沖合、言う言い方をしてたのじゃないかなと思いますが、そーゆーところから言うと、要は取水口というのは、境界点ということですよね。


おしどりマコ
港湾内でもなく、港湾外でもなく、境界点ということですね。


東京電力尾野氏
そうですね。


おしどりマコ
わかりました。
で、まあ、今日開店ということで、今回の汚染水の漏洩では、告示濃度限度以下かもしれませんが、境界である5、6号機北側は、今年度の汚染水の漏洩がありましてから、セシウム濃度など上昇の傾向が見られるのですが、それは別に上昇では無いという判断ですね。


東京電力尾野氏
最終的に、 、 。


おしどりマコ
6月位の値です。


東京電力尾野氏
6月位ですか、今手元にございませんけれども。


おしどりマコ
わかりました。
後ですね、1、4号放水口南側の地点で、去年の4月に同じHエリアから汚染水が漏洩した際に全βでストロンチウムで850ベクレル/Lや、 400ベクレル/リットルLや、告示濃度をはるかに超える漏洩があったのですが、その件はまあ、今回は関係ないということですね。

東京電力尾野氏
おっしゃってるのは1年前の、側溝を通じて外に出してしまったということですか。


おしどりマコ
はいそうです。


東京電力尾野氏
その話と今回の話は直接関係してないかと思います。


おしどりマコ
分りました、あの、冷温停止制限をされてから、、、。
冷温停止状態の宣言をされてから、同じエリアからの汚染水の漏えいで、まあ外洋に、、、境界点ですか、に明らかに告示濃度を超えた漏洩があったと記憶しておりましたので、まぁ今の段階ということですね、わかりましたありがとうございます。
では、5、6号北側放水口が今年度、汚染水の漏洩に合わせて上昇しているという事についての評価をまたご確認をよろしくお願いします。


東京電力尾野氏
いずれにせよ、低いレベルの中での変動というふうな認識でございますけれども、いずれにせよ今、手元に数値がございませんから回答する前に確認させてください。

 

 


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しばらくあいてしまってすみませんねん!過去の分は少しずつさかのぼってアップしていきますねん!

取り急ぎ最新の臨時会見ですねん。

 

2013年9月17日東京電力臨時記者会見よりまこちゃんの質疑書き起こし

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1回目の質問                                                          

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おしどりマコ

まず土嚢の流出に関しての事ですが、この土嚢の重さは幾つで、数はどの位ありますか。

 

 

東京電力尾野氏

具体的な数までは分かりませんが、大体寸法感から申し上げますと、この側溝は1.5m位で幅も1.5mぐらいというような寸法感のものでございます。

そこの所をせき止める形で土嚢を組んでますので、土嚢自身の高さもほぼほぼそれに匹敵する様な高さと幅という事で、大きさ的にはかなりの物と思っていただいて良いかと思います。

 

 

おしどりマコ

わかりました、どれ位の重量の物が流されたのか知りたいので、大体でどれ位の重さの物を何個使っているかなど、ご回答頂けますでしょうか。

よろしくお願いします。

 

 

東京電力尾野氏

寸法感をもう少し確認させてください。

 

 

おしどりマコ

寸法感と仰られますが、土嚢の重さというのは、いわゆるよく使われている土嚢ではまいのですか。

 

 

東京電力尾野氏

そうです、土嚢自身はいわゆるよく使われているどのうですが、例えばこれを積んでる人が1個2個と勘定しながら積んでる訳ではなく、、、あのー。

 

 

おしどりマコ

大体の個数とかも出てこないということですか。

 

 

東京電力尾野氏

あの、出てこないかどうかはちょっと分かりませんが。

まあ概略、寸法からどのぐらい使っているであろう、という事は推定できますのでそうした、概算で回答させて頂きたいと思います。

 

 

おしどりマコ

はい、お願いいたします。

で、ここの排水量の合流点以外にも土嚢を積んでいる場所は2箇所。

B-1とB-2の間、B-3とB-2の間、あ2箇所あったと思いますが、そこの土嚢はどういう状況ですか。

 

 

東京電力尾野氏

撤去が終わってます。

 

 

おしどりマコ

清掃の時に撤去が終わってる。

 

 

東京電力尾野氏

撤去が終わってます。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

で何故、Bエリア(北)を排水せず、cエリア(東)を排水したか、の理由で、タンクの移送先について言及されてましたが、Bエリア(北)の移送先の余裕量とCエリア(東)の移送先の余裕量と云うのはどの程度だったかのご回答をよろしくお願いします。

 

DSC07162.JPG

東京電力尾野氏

ちょっと今具体的な数字を持って御座いませんが、何れにせよ汲み上げを行って行くということで言いますと。

お風呂に水を入れる時のようにスイッチを入れたら丁度いい所でちょうど止まるということではないので、まあ夜間台風の中でも対応してますから、そうしたところの中で優先度の判断と云うのは当然出てくる重み、と思ってます。

ちょっと、余裕体積等々の状況については確認の上後日回答させて頂きたいと思います。

 

 

おしどりマコ

よろしくお願いします。

汲み上げ先としまして、「仮設ポンプにより当該エリアタンク内へ移送を実施」というのは、全部そのたまり水はそこの元のエリアタンクに戻していくと云う事ですか。

 

 

東京電力尾野氏

あのー、当該エリアの中の少しでも余裕のあるところに吊るして行くという形を取りました。

あの、長いホースなどが用意できれば他のところに持っていくというようなことも選択肢としてはあり得る訳ですけれども、実際にはかなり広いエリアなのでまあ、そうした用意をしてきた世いうことでゴザいます。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

Cエリア(東)の測定値が2Bq/Lから24Bq/Lに大幅な上方修正されましたが、その具体的な理由は何でしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

これは私どもの方のミスという事でございます。

測定自身は24という事で測ってましたが、その測定結果を伝達する過程で手書きのメモの形で回ってきました。

で、まあFAXで受けてコピーをとったり、とまあこういうことですが、時々白い紙に黒い点が付いてる事があろうかと思いますが、丁度24の2と4の間に黒い点がついてございまして、読んだものが2.4という風に理解し伝達したという事です。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

その誤りに気が付いた時刻は何時ですか。

 

 

東京電力尾野氏

お知らせした後に気づきましたので、その結果はお知らせさせて頂いてますが、ちょっと時刻については私も正確に承知してません。

 

 

おしどりマコ

わかりました、それはCエリア(東)の排水をしてからした後どっち。

 

 

東京電力尾野氏

あ、スタートした後です。

 

 

おしどりマコ

スタートした後に気付いたということですね。

わかりました。

えー、これは、Bエリア(北)の23Bq/Lを、排水せず汲み上げとした判断は、タンクの余裕量だけで見たのでしょうか。

当初、基準値以下のものを全部排水すると云う判断だったのでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

まず、基準値と言ってる、、。

 

 

おしどりマコ

告示限度濃度。

 

DSC07171.JPG

東京電力尾野氏

30というところと、それから全βでカウントされる全β値という所には若干の乖離があります。

ですので、ご存知かと思いますが、全βの支配要素であります、ストロンチウム90はイットリウムを伴っておりますので、まあ放射平衡の状態で伴ってるということですから、全βのカウント自身というものの中でストロンチウム量と云うのはその半分位であろうというふうに、、、。

これはあの、セシウムが殆どないという正常の水でございますから、えー、見ていいだろうと思ってございます。

ですので、30を基準にして行くというのは若干余裕があると。

ストロンチウムの告示濃度としては余裕がある風に思ってますが、一応今回は30というところを全β値との比較において考慮した上でまあ、十分離れてるところと云うのは、優先的に出して行きましょう、という事ですがまあ近いところについては状況を踏まえて反応して行こうというような形でございます。

そういうことからいうと、先程申し上げた通り、23の所と云うのはまあ、汲み上げをしておきましょうという判断をしてございましたし。

それから24の所というのは、排水判断をした時には2.4という風に読んでいた訳ですが、それが始めから24という風に読み間違えせづに伝わったとして、何か判断が変わったかというと、そうでなかったのではないかなと思ってます。

 

 

おしどりマコ

では、移送量の余裕量をB(北)とC(東)をご回答頂けたらと思います。

で、えー、H4(北)エリアは15日23時に、B(南)エリアは15日15時に、たまり水の移送が前日に一旦完了していますが、この堰内の水位変動と云うのは、9月16日午前10時のカウントということで、一旦ゼロになってから、それぞれ、11cm、25cmにたまったということなんですか。

 

 

東京電力尾野氏

そうですね、前日15日の段階で移送を行ってる物もありますが、その後雨もどんどん降っておりますので、その後の状況も踏まえた上で昨日のアクションを行っております。

 

 

おしどりマコ

わかりました、ゼロになってから溜まった、ということですね。

で、ドレン弁が通常「閉」運用になってから、でも雨水が溜まれば放出という事になってましたが、「閉」運用になってから、雨水が溜まってドレン弁を開けた事はありましたか。

 

 

東京電力尾野氏

これが最初になります。

 

 

おしどりマコ

これが最初ですね、わかりました。

あのー、作業員の方に伺いますと、今までの降雨の分も溜まっていてあっという間にいっぱいになったということですが、台風の降雨の前にどれ位溜まっていましたか。

 

 

東京電力尾野氏

台風の降雨の前にパトロールなど、行った時に、、くるぶしぐらいだったかと思いますので、まあ場所によって違いは有りますが、その程度の溜まりは有ったかと思います。

 

 

おしどりマコ

あのー、何故台風の前にサーベイして問題のない物を流していなかったのでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

そうですね、そうした対応も一つの対応として考え方は有ったのかも知れませんが、状況を踏まえて今回対応させて頂いたということで、、。

まああの、今後の要領及び対応については仰る通り様々検討の余地は有ろうかと思います。

 

 

おしどりマコ

えー、Bエリアや、Cエリアの堰は狭くてあっという間にいっぱいになる、と云う事を作業員の方に伺ったのですが、これは、それぞれのエリアに関しての堰の容量と云うのはどのような差が有るのでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

今個別具体的にデータは持ってませんがそれぞれの場所によって確かに堰の要流量と云うのには違いが有ります。

堰で見ますと、堰の全体の面積に対して雨が降ってくる事になるんですけれども、堰内のタンクがない部分の面積は、タンクのある部分には水は溜まりませんから、それ以外の場所に溜まってくることになるので、例えば雨が10ミリ降ったらその堰の中全体に10ミリ降ったんだけれども、席の部分だけで見てみると、それが20ミリくらいに水かさが増えるとか、まあこういう関係が有って、これはおいてある場所の堰の広さ、タンクの密度とか、こういった事によって違いが出てきますので場所毎に少しづつ違いがある、という事はございます。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

汚染水対策WG第4回(8・27)の資料を見ますと、タンク1基辺りの設置面積が192m2で、一基の断面積が13m2で、残りが堰装甲という事になっていますが、Bエリア、Cエリアなどはそれよりも狭い、まあ個数が少ないエリアですが、H系エリアなどは割と広めにとってあるということですので、堰の広さがどのようになっているのかというのもご回答頂けたらと思います。

で、同じ第4回の資料で、過去の降雨量の実績から,溢水が生じる可能性は低いと、で、10mm/hの雨が12時間継続した場合は溢水と有りますが、今回大体この溢水という現象が見られましたので、どれ位の降雨量がこのタンクエリアにあったのでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

これはですね、タンクエリアの状況で見て行った時に、午前中7時の時点ではまだくるぶし相当位でまだそんなに深くはなかったという事でゴザいます。

 

 

おしどりマコ

16日ですか。

 

 

東京電力尾野氏

15日。

 

 

おしどりマコ

15日7時。

 

 

東京電力尾野氏

その後また昼頃にパトロールに行った際に、水位が上がってきてるので排水処置をしようという事で、排水処置を行ってるわけですが、その際にかなり協力な雨が降ったそうでございまして、まああの、ポンプの起動までの対応をしている間にみるみる上がってきたと、いうような状況だと聞いてございます。

あの、具体的にその場所でどの位の時間雨量があったかということは分からないんですけれども、浪江の気象データなどはネットなどで見れますので、そういうもので見て行きますと、午前中はそんなにあめは降ってない、で、昼前後に急速に雨が降って、大体午前中全体で積算、朝から降った雨量そのものが大体まあ10mmそこそこぐらいなんですが、昼前後に急に、1時間ぐらいの間に物凄く雨が降っているようでございまして、1時間ぐらいの間で50mmぐらいふえてるんですね、ですので、全くそれと同じことが発電所で起こってるかといいますと、場所が違いますから、完全に同じという訳ではありませんが、あの付近一帯で昼前後にかなり強い雨が降ったというような事がある。

というようなことかと思いますので、実際に現場の方はかなりの雨であって、その中での対応であったという風に聞いてますので、まあ状況としては一致してるかと思います。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

それを伺うとまあ、朝10mm、昼前後に50mmということで、これ第4回の資料を見ますと溢水が起こる事例、堰高を超過する降雨量は120mmだという事なんですが。

 

 

東京電力尾野氏

これは、その時のワーキングの中でお示ししているのはある標準的な堰のエリアを例に説明しているので、通常時間10mmの雨量というのはかなりの雨という風に思いますけれども、そうした事でももち時間としては12時間ぐらいはあるんではないかという、概略的なお示しという事です。

ただ、その時にお示しした時の心と云うのは、12時間あるから大丈夫です、ということではなくて、12時間という時間であれば短時間の中で判定測定の出来る手法を持ってなければいけないと云う主旨でしたので、そうした事を踏まえて通常我々がやっている全βの測定だけで12時間で対応していくというのは困難ですから、比較的短時間に判定して行く方法というのを持っておく必要があるだろうということで、測定法の提案をして行くという繋がりでございます。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

この120mmというのは堰内の水がゼロからの降雨量という考え方ですか。

 

 

東京電力尾野氏

そうです。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

ゼロからなのでまあ現在は「閉」運用していたので元々くるぶし程度あった、という事ですね。

くるぶしというと5センチくらいですか。

 

 

東京電力尾野氏

まあそのぐらいかと思いますが。

 

 

おしどりマコ

わかりました、元々有った、という事ですね。

 

 

東京電力尾野氏

はい。

 

DSC07180.JPG 

おしどりマコ

で、この排水路のサンプリングデータの傾向を見ますと、B-0-1や、B-0などの上流が高い値から低い値に、15日、16日の値を見ますと高い値から低い値に、C-1やB-3などの下流が低い値から高い値に変化しているのですが、これは上流のものが下流に流れたと考えて、そういう理解でよろしいでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

基本水がかなり流れておりますので、まあ上流から下流に物が流れていくというのは、これは当然でございますから、それはそういうことでいいと思います。

ただ、出てる値そのものというのの、量ですね、つまり、どれだけの流量が出てるかということでちょっと、測り難いところもあるんですけれども、通常この排水路というのは天気がいいときですと、底の方にチョロチョロ流れてる程度のものですが、まあかなりの豪雨が降ったわけでございますので、相当な体積のものが流れてると。

以前、測っていたB排水路での測定地点というところというのは、正に溜まった水を測ってるような、そういう状況の中で測っていた訳ですから、そう体積としてそんなに多いという風にもそもそも思いませんので、全体として流れてるものの中でどれだけ寄与しているのですか、と云う観点からいうと、そんなに大きくないんじゃないかともおもいますし、じゃあそれがどの程度か、と言われると、少しご説明し難いかなと思ってるということです。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

天気がいい時はチョロチョロ流れる程度と仰ってましたが、B-0とB-2は清掃後の9月14日は一旦、水なしと云う評価が出てますが。

これは一旦ゼロになってますよね。

 

 

東京電力尾野氏

一旦ゼロというよりも、サンプリングできるような状態で水が汲めなかったという程度であったということです。

 

 

おしどりマコ

あ、そういう表記の時も有りますが、水なしという事になっております、、。

わかりました。

で、規制庁事故対処室からのメールで、堰ドレン弁から排出した水に含まれる放射能量等状況によっては法令報告事象に該当する可能性もある、ということなんですが、現在の段階で規制庁から何らかの連絡はありますか。

 

 

東京電力尾野氏

今朝時点で特に聞いてはございません。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

で、H-2エリアの過去の漏えいの件をさっきおっしゃっておられましたが、パッキンの緩み、ボルトのフランジ部分の緩みの漏洩はH-2エリア以外でも過去幾つかボルトの緩みの漏洩があったと思うのですが、このH(北)(東)エリアとH-2エリアH-4の間に、去年の4月に数十万ベクレル/Lのストロンチウムが120t漏えいした事例がありましたが、その後この付近のサンプリングはされてますか。

その時に土壌を回収したという事でしたが、雨が降った時にH-2エリアやH-4、もしくはH-6エリアなどの測定はこれまでされた事はあったのでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

特にしていなかったのではないかと思います。

 

 

おしどりマコ

わかりました、その数十万ベクレル/L漏洩した時の寄与は考えられるという事はあるのでしょうか。

雨になるたびに高濃度になっていた可能性です。

 

 

東京電力尾野氏

そうですね、当時のことということで考えると、確かあの時は汚染水が漏れた所の土壌の回収も行ってそれから、ちょうど排水口の近くで橋状になっている所の付近だったんではないかなぁと思います。

 

 

おしどりマコ

そうですそうです、でその後C排水路、暗渠にした. . 。

 

 

東京電力尾野氏

総暗渠化すると、そういったような対処をとって、つまり回収できるものは回収し、それから排水路自身は暗渠化して、というような採取を取ったと思います。

 

 

おしどりマコ

そうですそうです、で、 100t環境中に放出したということでしたので、その100tの行方を以前からずっと気にしているのですが、その回収しきれなかった分が雨の度にこの付近を高線量の水が検知される様な状態にしていたというような評価はなかったのでしょうか。

今まで一切、サンプリングはされていなかったということですか。

 

 

東京電力尾野氏

特にそういう評価や測定をしているということでは無いかというふうに思います。

 

 

おしどりマコ

測定は今回初めてということですね。

 

 

東京電力尾野氏

はいそうですね。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

ありがとございます。

すいません1つ漏れてました、No.1エリアの水の状態は今回の台風で水位の変化はどのようになってたのでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

すいません、まだこちらの方のデータのロガーから上げてきたデータがこちらまで来てませんのでまた後日確認できたところで、確かに気になるところですね。

確認しておきます。

 

 

おしどりマコ

わかりました、ありがとうございます。

 

 

東京電力尾野氏

すいません、土嚢の数ですけれども、寸法からいいますと土の量として2t分ぐらいということで、土嚢にすると100個ぐらいでしょう、ということでした。

 

 

おしどりマコ

総重量が2tですか。

 

 

東京電力尾野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

ありがとうございます。

 

 

2回目の質問                                                          

おしどりマコ

先程のご回答の中で、関連の質問ですが、 Cエリア(東)の24Bq/Lというのを2.4と間違えていた件で、どの時点で誰が2.4を24ということに気づいたのでしょうか。

 

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東京電力尾野氏

これは先程ご質問がありますけれども、私どもとしてまず2.4であるということで四捨五入しておよそ2いですということでメールを配信させていただいてたんじゃないかなと思います。

で、そうしたことも含めて排水措置をとりますよという事でご案内さしていただいたんじゃないかなぁというふうに思ってございますが、そのあとで、24を2.4と読み間違えているということを承知しましたので、その訂正をさていただいているということですので、まぁちょうどその間でしょうか16日の夕方に、訂正をさしていただいてその訂正の連絡がいっているんじゃないかなぁと思います。

 

 

おしどりマコ

あ、すいません。

そのー、本店でこちらで受けた方が、読み間違えた、、。

 

 

東京電力尾野氏

いや、そうではなくて、現場を含めて、、。

 

 

おしどりマコ

現場の可能性ですね、解りました。

なるほど、そのデータのやり取りで、どの段階でどこの、、、なんといいますか、そのデータの読み間違いのエラーのチェックがどのようになされたのか、ということを知りたいのです。

 

 

東京電力尾野氏

まずあの、、。

 

 

おしどりマコ

あの、どこの部署でどこの段階の方が気づいたのか、ということを知りたいのです。

時刻ではなく時系列ではなく。

 

 

東京電力尾野氏

気づいた経緯ということですか。

 

 

おしどりマコ

そうですそうです。

 

 

東京電力尾野氏

わかりました。

後日でよろしいですか。

 

 

おしどりマコ

あ、はい分りましたよろしくお願いします。

で、先ほどの、もともと台風の前から堰の中に水がくるぶし程度たまっているいたということですが、これはドレン弁の「閉」運用をしてから、水を何といますか、溜めっぱなしの運用ということで、ここれは「閉」運用している時も、雨水の時は雨水である事が確認すれば放出するというようなことになっていたと思うのですが、これ、台風が来なければどのタイミングで水を放出する予定だったのですか。

 

 

東京電力尾野氏

そうですね、具体的に予定と言う事ではございませんでしたけれども、まぁある程度溜まってきているという状況がありますからどうするか、ということはありますけれど、まぁそうした相談なども少ししっかりしていく必要がある場面の中で対応していくという事でございますから、そのままなんら管理ができない状態で溢水していくということが好ましいことではございませんので、至急用意していた方法によって測定を行ってそれで「ここはこぼしちゃいかん」というとこについては汲み上げの作業を優先的に振り向けていくというような対応をとったという次第です。

 

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おしどりマコ

つまり、水を溜めっぱなし運用にしていても、経時的に雨水が溜まって堰の高さに、堰高に近くなれば同じような処置をしていた、という事ですね。

 

 

東京電力尾野氏

そういう処置をしていたという事になりますが、何れにしても、 8月の後半以降ここまでの間に雨が降らなかったわけではもちろんございませんが、これほどの雨が降るということがございませんでしたから、対処についてはそこまでの間では緊急度のある対応では無かったと思います。

 

 

おしどりマコ

分りました、まあ8月、9月は台風シーズンですので、ずっと水を溜めっぱなし運用していたというのは少し理解ができませんので、降雨の関係をどのように、元々どのような計画だったのか、と云うのもご回答頂けたらと思うのですが。

 

 

東京電力尾野氏

あの、そうですね、元々我々が考えていたことというのは、雨水であるという事が確認できれば出していく、ということのプロセスを確立して行くということが我々の考えていたことです。

その過程の中で昨日を迎えておりますから、そういう意味から行ったらもっと迅速にいろんな相談をしておく事がより良かったのではないかと云うご指摘かと思いますが、それについてはおっしゃる通りかと思います。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

この「閉」運用と云うのは、水の溜めっぱなしの運用ということでは無いですよね。

 

 

東京電力尾野氏

あに、「閉」運用という事をすると自ずと水が溜まって来ますから、、、。

 

 

おしどりマコ

あ、あ、ああそうですけれども、その、、。

 

 

東京電力尾野氏

溜まった水をどうするかという事をセットで考える必要がありますので、そのことも含めて運用としては完成形にしていかなければならないわけです。

 

 

おしどりマコ

まだ完成形ではなかったということですね。

わかりました、ありがとうございます。

 

 

3回目の質問                                                          

おしどりマコ

堰の水の、溜めていた運用について伺いたいのですが、以前「開」運用にしていた時は、雨水などで溜まっていた時に漏えい検知の意味を果たさないので堰は水をためないために常にドレン弁は「開」運用にしていくと云うご説明をされておられましたか、今回「閉」運用にしてから1度も開けておらず、雨水がずっとくるぶし程度まで溜まっていたということで。

では漏洩検知はどこで見ておられたのでしょうか。

 

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東京電力尾野氏

はい、あのまあ色々、どちらを重視するかというところで、どの制約条件を重視するかっていうことで物を見て行かなければいけないということでございますので、以前はあまりセンサー類を用いないでも目視によって漏洩を早く確認していく、ということが出来るような方法で確認していくと言うやり方で考えておりましたので、雨水をためないで、できるだけ基礎の上の状態は乾いた状態が望ましいという考え方で対処をとっていたのです。

ただ、それはそれで1つの考え方ではあるわけですけれども、8月19日に高濃度の水を外にこぼしてしまうと云う所までの大きな失敗をしてる訳でゴザいますから、そうした事から考えると、「閉」の運用にすることで外でこぼしてしまうことがない状態をいち早く用意しておいた上で、パトロールしていくと言う形に変えていきましょうということで、重点を置くところが変わったわけでございます。

なので、その分、人の入れ方であったりあるいは計器類、センサー類を使う、具体的に言うと水位を直接測れる様な方法を思考していくということで、将来的には水位計をちゃんとつけるつもりですが、それまでの間にサーモグラフでタンクの外から水位変動がないということを確認していくような手段をパトロールの中に組み入れるだとか、或いは線量計は以前は水溜りが見つかった後、使って行くというものでしたけれども、始めから使って行くやり方に変えたいと、まあそれに伴って要員や人が必要になって来ますから、その分を体制を厚くするとか、そうしたやり方の変更をしてきたということです。

とゆうか今のやり方が、 100点であるかという事では必ずしもない、と思いますのでそれはもうやっていく中で改善はして行く、という事かと思います。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

あの「閉」運用になった経緯と云うのは存じているのですが、その漏えい検知を現在日々のパトロールでどのように把握しておられるのかというのを知りたかったのですね、水位計はそれぞれまだついていないはずですので、サーモグラフでパトロールで毎回全てのタンクの水位を見ているということですね。

サーモグラフで。

 

 

東京電力尾野氏

一日一回サーモグラフで見ております。

 

 

おしどりマコ

水位を。

 

 

東京電力尾野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

分かりました、ありがとうございます。

 

 


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ERSSのデータ伝送停止の原因は、台風18号による土砂崩れで、伝送回線(光ケーブル)が断線または損傷していることと判明したそうです。

んー、でもERSSって、原子力災害が発生した場合、国が状態判断や進展予測するためのものなんだよね、
http://bousai.jnes.go.jp/system/erss-1.htm
それが、自然災害で先に損傷しちゃうっていうのは、ちょっと役立たずのような気がしない?

(原子力規制庁事故対処室からのメール、22:18)

報道関係者 各位

独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)より、日本原子力研究開発機構もんじゅの緊急時対策支援システム(ERSS)のプラント情報表示システムからのデータ伝送が停止していることについて、追加連絡を受けました。

JNES及び日本原子力研究開発機構においてデータ伝送停止の原因を調査した結果、ERSS伝送機器には問題はなく、伝送回線(光ケーブル)が断線または損傷していることが判明しました。断線または損傷している箇所は台風18号の大雨による土砂崩れが発生したもんじゅ構内のトンネル入口付近と推定されます。

ERSS伝送復旧には、伝送回線(光ケーブル)を修理または張り替える必要がありますが、土砂崩れを復旧して、断線または損傷箇所を特定する必要であり、ERSS伝送復旧には時間を要する見込みです。

今後もERSS伝送復旧までは、事業者から定期的に電話、FAX、電子メール等でプラントデータを入手することを継続するとともに、原子力施設でトラブルが発生した場合に、直ちに電話、FAX、電子メール等によりデータ提供をするよう、日本原子力研究開発機構に指示しました。


------(以下、第1報の内容)------

本日(16日)、原子力規制庁は、独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)より、日本原子力研究開発機構もんじゅの緊急時対策支援システム(ERSS)のプラント情報表示システムからのデータ伝送が停止している旨の連絡を受けました。(16日2時56分から伝送停止。同日3時46分から順次受信)

JNES及び日本原子力研究開発機構においてデータ伝送停止の原因を調査中ですが、台風18号の大雨による土砂崩れのため、保修担当者がもんじゅ構内に通行不能であり、伝送停止の原因判明には時間を要する模様です。

なお、ERSS伝送装置復旧までの間に原子力施設でトラブルが発生した場合には、電話、FAX、電子メール等の代替手段によりデータを入手でき、データ提供を確実なものとするよう、日本原子力研究開発機構に指示済みです。

ERSS伝送停止の原因調査中ですが、原因判明には時間を要することから、一斉メールを配信することとしました。

伝送停止の原因については、情報を入手し次第、お知らせします。



 

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