おしどりマコ
注水量の低下についてお聞きしたいんですけれども、録画が無かったという事でちょっと確認ができないかもしれませんが、もしわかればで。
中水量の低下はガクッと低下したのか、徐々に低下したのか、という様な推測は出来ているのでしょうか。
あと、保安院のブリーフィングによりますと、中水量はバルブの回路で調整しているという事でしたが、通常のバルブの回路と現段階で中水量を調整している回路とでは、どれくらいのズレがあるのでしょうか。
APDについてお聞きしたいのですが、このA〜I 社と、えー、二つ資料(福島第一原子力発電所における被ばく管理の実態調査について)がありますが、これ両方ともAPDと●●線量実態調査」
のこのA〜I 社というのは同じ様に対応している会社でしょうか。
両方ともI社は東京電力でB社は共通の会社という事でしょうか。
あと、この人数にかなり差があるんですが、APD とクイックセルバッジの比較、15パーセント低い場合の表ですが、一人か二人の会社の場合もあれば、B 社は一社で84人も差がでておりますが、これは作業人口に相関したものか、なんでしょうか。
I社が東京電力でこちらもI社が東京電力という事であれば、あの3人しか出ておりませんので、その理由を教えてください。で、この協力企業というのは元請けでしょうか、雇用主でしょうか。
この差異理由の計器誤差というのと放射線発生源の方向性による影響というその差異理由を使い分けている理由がちょっと知りたいのですが教えてください。
あと、特定高線量作業従事者の先月の取りまとめがありましたが、これはあの、増加傾向か低減傾向か教えてください。
あと質問の回収なんですが、1月6日に亡くなった方の身元引き受け人の住所が架空の住所だったという事は東京電力の方で確認されましたでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
東京電力松本氏
まず、流量の低下ですけれども、こちらは、これまでの私共の経験から申し上げますと、ガクンと突然下がったというよりも、有る程度時間をかけて下がって行ったというふうにみています。ただあのー、これはあくまでも印象dしかないので、今の所まあ何をもってっていうのもこれまでの経験という事です。
それからバルブの回路ですけれども、こちらは回路調整をしておりますけれども、実際に増方向と減方向と両方やっています。以前お示しさして頂いたようにこれ、実際にはバルブをどんどん、上げて行ってもう全開になって上げ代がない、というふうな状況ではございませんで、あの、バルブの少しガタと云いますか遊びの所をまあ開閉を少しやってですね、ある目標の設定値になった時に、それで回路調整は終わり、という状況です。まあ、今の回路の状況から申しますと、ほぼ全閉に近い状態から少し開いているという
程度です。
APDの調査ですけれども、A、B、C、D、Eに関しましては2つの調査やっていますが、表1のA社さんと添付2のA社さんは同じ会社です。かつそれぞれ、これは元請け企業単位で表記さして頂きました。
それから、人数の差ですけれども、こちらはそれぞれ元請け企業さんが従事している、まあやっている作業によってこれだけ差が出たという様な状況でございます。
えー、B社さんの方は比較的に高線量の作業が多かったのでタングステンベストをそれぞれ着用してたのでこういう結果になったという事です。
また、添付2の方でI社まあ、東京電力ですけれども、こちらは計画線量とまた比の線量が大きい所っていうので、こちら他の企業さんに比べて数が多いですけれども、これは、東京電力が様々な工事で工事監理の為に出かけているので数としては多くなっています。
それから、計器の誤差と、向きでございますが、これはヒアリングをさして頂いた際にそれぞれ企業さんがどういった事でこの差異の理由を考えているか、という事について私共がヒアリングをした結果、こちらの方がまあ寄与しているだろう、という風に判断した次第でございます。
おしどりマコ
わかりました、では、差異理由はヒアリングの結果という事で、その元請けの考え方という事ですね。
東京電力松本氏
も含めて私どもとしてはまあ、妥当だろうという判断した次第です。
したがって、計器誤差は全ての所に寄与していますけど、全部が全部それが、全部そうだ、という風に書いてる訳ではありません。
おしどりマコ
わかりました。
東京電力松本氏
それから、特定高線量作業者の人数ですけれども、こちらにかんしましては表に記載致しました通り、先月6月の段階では541人で今月の分で553人ですので、まあ若干づつではありますけれども増えている状況です。
おしどりマコ
わかりました。あの、特別な知識や、経験を持った技術者の方がその経験や知識を他の方に渡して、高線量地域から出られる、というその、減っていくスケジュール感というのはどの様にお考えでしょうか。
あの、いつまで経っても減らない感じがしますので。
東京電力松本氏
何時までにゼロにしなきゃいけない、という意味では特に決めてるわけではありません。
おしどりマコ
わかりました、それは低減傾向ですか。
東京電力松本氏
えー、移動させた人間については少しづつではありますが、移動はさせてあります。うーー・・・・(30秒)・・・。
具体的な人数が何人かっていうのはちょっと確認させて下さい。
おしどりマコ
わかりました、すいませんあの、添付1のI社も東京電力という事なんでしょうか。すいません、ちょっと確認ですが。
東京電力松本氏
そうです。
おしどりマコ
わかりました、では添付2で東京電力が高線量の作業を沢山従事しているという事で人数が多かったと、松本さんは仰られましたが、添付1の方ではI社は3人しかいないのですが、ええ、他の者は、、例えばタングステンベストを使用していないG社などは43人いますがこの人数の差は何故なんでしょうか。
東京電力松本氏
添付1はAPDとガラスバッチの差が15%以上有る者を抽出して比較した表でございまして、添付2は計画線量とその日の線量のその日の線量の実際の差が大きい者をピックアップしていますので、元々調査している物がちがいますので当然差は生まれる物と思います。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
では、タングステンベストを着けていないG社も43人と、少し人数が多い様に思うのですが、これも差異理由が計器誤差、という事でこれも妥当だ、というお考えでしょうか。
G社と他のタングステンベストを使ったB社以外の人数の差の理由等の考察は。
東京電力松本氏
人数が多い理由に関しましては、ご覧の通りB社さんは3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー工事で、G社さんは4号機の原子炉建屋カバーリング工事で、こちらは元々作業員の数としてはかなり多い作業になりますので、当然こういった差が出る人数も多くなると思います。
おしどりマコ
わかりました、ではその計器誤差や放射線発生源の方向性による影響などは、作業人口によって一定程度発生するという事で、作業人数によって相関する、という考え方なんですね。
東京電力松本氏
あの、そこまで細かく分析している訳ではありませんけれども、当然作業の人数の方が多くなればこういった形で、15%の差が出る方も多くなるとはおもいます。
おしどりマコ
わかりました、その先ほどのAPDとクイックセルバッチの感度の、角度の違いというご説明は分かり易かったのですけれども、それが放射線発生源の方向性による影響という理由ですね。
東京電力松本氏
そうです、あの、まあ当然胸の所にAPDを置いてますので、正面に放射線の発生源が有ればほぼAPDの値とガラスバッチの値が等しくなると思いますけれども、当然横の方に有った場合等であればガラスバッチとAPDには差がでてくると思います。
おしどりマコ
わかりました、それと計器誤差という理由を使い分けている理由が少し先ほどのご説明で分からなかったんですけれども、元請けのヒアリングと東京電力との判断とでかき分けているという事ですか。
東京電力松本氏
そうです。
あのー、元々計器誤差はこの調査の中では全ての項目に当然存在しますが、A企業の様にですねセシウム吸着塔といったような、正面に吸着塔があって、そっちの方に静態していれば当然高くなりますし、或いは後ろを向いてる、横を向いてるといったケースでは低くなるケースがあろうかと思っています。
また、4号機の建屋のカバーリング工事等に関しましては、特定の線源という意味ではあまりありませんので、まあ、全体としては、計器誤差が効いている、という風に判断した次第です。
おしどりマコ
わかりました、線源が確定しているかどうかによって、理由を書き分けたという事で宜しいでしょうか。
東京電力松本氏
はい、一概にそういう訳ではありませんけどまあ、作業件名、それからヒアリングの状況、実際にやっている作業から見て、まあそういった判断するのがいいだろうという風に思ってる次第です。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
あと、すいません追加の質問なんですが、作業員の方々からの要望を兼ねてなんですが、8月に亡くなった方の件も含め、構内にAEDがあるにも関わらず、使い方を熟知している人間が少ないのではないか、という事でせめて班長クラスにまでAEDの講習会を検討していただけないかと。
心臓疾患で亡くなる方が数人出ましたので、検討していただけないかという事だったのですが如何でしょうか。
東京電力松本氏
はい、元請け企業さんと相談さして頂ければと思っています。
おしどりマコ
わかりました、お願いします。
東京電力松本氏
それから、最後のご質問の1月6日に亡くなった方の架空の住所につきましては私共としては把握しておりません。
おしどりマコ
わかりました、あのーそれはまあ、元請けの責任でという事ですね。
東京電力松本氏
元請けと云いますか、雇用主さんの問題という風に考えています。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
2問目
おしどりマコ
注水量の低下についてなんですが、昨日の15時の段階で1号機も必要注水量から低下している事になっていますが、1回目の15:21の調整では1号機は調整はされていないのですが、それは何か理由があるのでしょうか。
で、先ほど松本さんの推測で、ガクンと低下したのではなく徐々に減って行ったのではないか、という事でしたが、この注水流量の表を見ますと、2号機の給水計が定期的にガクンと減っているのですが、例示をしますと、8月30日の14時、15時、17時、18時。8月31日の1時、2時。ここの3ヶ所でここの2号機の給水計だえけ約1?/h減っているのですが、これは何か評価をされているのでしょうか。
その、注水量調整実績を見ますと、CS系はあまりいじっておられませんが、給水系で調整されておられますが、それも何か理由があるのでしょうか。
宜しくお願いします。
東京電力松本氏
まず1問目ですけれども、こちらに関しましては、運転上の制限の逸脱という事で、順次順番に実施してきたという様な状況でございまして、何か15:21の段階では2号機と3号機の方を優先して操作をしたという段階です。
あの、注水量その物が減っておりますけれども、温度の状況と致しましては変化がございませんので、給水量を調整する際にはあの、慎重に、順番にやっていくというような状況でございます。
それから、ガクンと下がってるかどうか、、、。
おしどりマコ
あ、すいません、その関連で、では1号機はこの時点で調整しなくても、2号機、3号機より優先では無かったという判断ですか。
東京電力松本氏
そうですね、炉心その物も小さいですし、崩壊熱も小さいですから、優先順位としては2号機、3号機の方が、熱量としては多いと思っています。
ただ、今回のケースですと2号機、や3号機をやったりですね、1号機、3号機をやったり、そういった色々なパターンがございます。
おしどりマコ
あ、はい。あの分かっております。
で必要注水量以下に15時の時点でなっておりましたがまあ緊急性が無かったので調整はしなかったと。
で、16時の段階で1号機は更に下がっていたので16:12には調整した。という考え方でいいでしょうか。
東京電力松本氏
緊急性が無かった、という訳ではございませんけれども、あの給水量、注水量の変更作業については炉心の状況にダイレクトに効きますので、何か下がったからぱっと取り次いで操作をするという物ではありません。よく、緊急時対策本部の中でも手順だとか、どれをどう云う風に上げるのかという所については、運転員ですとか、或いは安全評価をやっている者ですとかよく相談をした上で実施する必要が有ります。
おしどりマコ
すいません、ありがとうございます。
それは、明確な1号機を必要注水量以下だったにも関わらず、とりあえず15:21、第1回目の操作では調整しなかったという明確な理由が、すいません把握しきれなくて、もう一度ご説明お願いします。
その諸々の判断でした、という回答ですね。
東京電力松本氏
諸々の判断で2号機、3号機からまず着手をして、16:12には1、2、3号機とももう一回調整をしたという様な状況です。
おしどりマコ
えー、つまり緊急性は2号機、3号機の方が優先だったが1号機は15時21分の時点で調整の必要は無かった、という判断を現場でした。という事ですね。
東京電力松本氏
緊急性という意味が私どもと、おしどりさんの方で多分違うのではないかという風におもいますけれども。先ほど申し上げた通り流量が下がったからといって、ぱっと取り次いで弁の操作をするっていう訳ではございませんので状況をよく認識した上で、まずは2号機、3号機から調整作業に入ったという次第です。
おしどりマコ
すいません、2号機、3号機から調整に入り1号機を15:21で、まあ緊急という言葉は使いませんが、2号機、3号機を操作するのと、1号機を操作するのと、何か差異があったのか、というのも含めてお聞きしたいのですが1号機を調整しなかった明確な理由が少し分かりかねますので。
もちろん、取り次いで直ぐ操作する物ではないという事は認識致しましたが。
東京電力松本氏
そういう意味では2号機と3号機の方があの、崩壊熱が多いのでそちらの方の操作から実施した、という次第です。
おしどりマコ
わかりました。
東京電力松本氏
それから、ガクンと落ちたのか、というご質問ですけれども、この表は1時間ごとの毎ステージのデータでございますので、当然その、12時のデータと13時のデータを比べて、ガクンと落ちてるか、という所については、それまでの間に徐々に落ちてきたという風に見るのが、妥当だと思っています。
おしどりマコ
ありがとうございます。
1時間の経過で1?/h下がる、というのはまあその「徐々に」の範囲に入るのでしょうか。
東京電力松本氏
こちらについては、中々徐々になのか1時間で1?/h下がるのが急なのか、という事については評価は分かれると思いますけれども、そもそも何と云いますか、入れてる量が5とか7ですから、1?/h下がったというのは下げ幅としては大きいと思います。
ただそれが、瞬時に落ちたのか、10分から、、2、、程度かかって落ちたのかについては、だらだらと下がってきた、という風に私共としては見ています。瞬時に落ちたという状況ではありません。
おしどりマコ
わかりました。他の給水系やCS系だと1以下0点幾つかで下がっていってるんですが、2号炉の給水系だけ何度も1?/h下がっているのでちょっと不思議に思ったのですけれども。
では、給水系とCS系について、CS系ではあまり調整せず給水系を調整するという何か理由はあるのでしょうか。
東京電力松本氏
これはもうどちらかと云うと、この流量調節弁の特性だろう、という風に思っています。何か明確な系統的な差異が有るというよりも、現在給水系も使っている弁の方に何かゴミかみ等の可能性が大きいのではないかと思っております。
おしどりマコ
給水系の方に異常が有る可能性が高いと。
確かに、表を見ますと給水系の方が低減傾向にありますので、給水系の方に問題が有るという風に考えてらっしゃる、という事ですか。
東京電力松本氏
可能性としては大きいと思いますけれども、今回フラッシングしてるのは給水系と炉心スプレー系と両方行なっています。こちらに書いてある通り大元は一緒でございますので、何か選択的にどっちの方に通り易いという事は今の所判断できないと思っています。
おしどりマコ
わかりました。
すいませんしつこくて、注水量調整実績ですが、1回目と2回目、15:21と16:12の1時間以内に調整をしてるにも関わらず、増加しなかった、という初期の流量の低下が結構大きいのですが、それは何か考察として考えてらっしゃるのでしょうか。その後は数時間に1回の流量調整で済んでおりますが、1回目と2回目の時間だけすごく短いですので。
東京電力松本氏
時間が短いと仰るのは15:21と16:12という所の時間帯を仰ってるんですか。
おしどりマコ
そうです。
東京電力松本氏
こちらは、15時過ぎにですね、運転上の制限の逸脱を判断して以降、16:30に最初の1回目の調整が完了したという時間帯迄は一連の操作という風に考えています。先ほど申し上げました通り、慎重に操作をする必要がありますので、少しづつ調整をかけた、というのが実態です。
昨日お知らせさして頂いたのはまず、16:30に流量調整が終わったという形にはお伝えはさせていただいておりますが、実際には弁の操作としては2回やったという事です。
おしどりマコ
わかりました、15:21で2号機の給水系を2.0?/hに上げたにも関わらず、16:12には0.9?/hにまで下がっておりますが、ここの時間と低下が一番大きいのですが、これについて何か考察を教えていただけたらと思いますが。
東京電力松本氏
考察という意味ではまだ、ここの段階ではゴミかみの方が多くて流量低減の効果が、効いてるんだと思っています。
その後何回か流量調整をやっていますのでその後、何ていいますかゴミかみが飛んでいるっていう様な状況ではないかと思います。
最終的に今、フラッシングやってますけれどもそういった作業の結果を見ればこの間隔がもっと広がっていくっていう事は有ると思います。
おしどりマコ
あ、わかりました。ゴミかみと仮定した場合は説明がつく流量の変化という事ですね。
分かりました、ありがとうございます。
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ご贔屓さま方の応援をお待ちしてます!!
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