東京電力

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おしどりマコ
4号炉の使用済み燃料プールについてですが、まず第一報として、UPS故障とUPSバイパス
給電と、熱交のA系とB系のトリップ、という計4つの警報がなりましたが、このUPSバイ
パス給電は結局実行されていなかった、という事でこの4つの警報の内の一つは間違いだ
った、という認識で宜しいでしょうか。

 

東京電力松本氏
いえ、間違いだった、というよりも警報、発生した警報としてはそう、、その警報が発生
したんだけども、警報が発生した通り実際の物が機能していなかった。と云うような状況
です。

 

おしどりマコ
これは、UPSバイパス給電が始まったと同時に鳴る警報では、そう云う事ではないのでし
ょうか。

 

東京電力松本氏
そうです、バイパス給電が始まったら鳴る警報ですけれども、実際にはバイパス給電が
行なわれずに、まあ監視計器の停止に至った、と云う風に見ています。

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おしどりマコ
あっ、バイパス給電がなされていなかったけれども、鳴ったと云う確認で、警報が鳴った、
と云う確認ではないですか。

 

東京電力松本氏
あっ「バイパス給電」という警報名、警報が発生したよ、と云う事がまあ監視盤上確認さ
れていて、その際に当然この警報がなると云う事はバイパス給電がされている状況ですけ
れども、実際にはバイパス給電がされていなくて監視計器の停電に至ってますので、もう
制御盤の機能としては果たしてなかっただろう、という風に推定している次第です。

 

おしどりマコ
わかりました、えっ?警報としては間違いではなかった、と云う事なんですか。

 

東京電力松本氏
「発生した警報はなんですか」と云う事にお問い合わせであれば、こういう警報名が
鳴った、、、。

 

おしどりマコ
あっ、発生した警報が何かと云う事ではなく、この4つの警報の内の一つは、えー制御盤
の間違え若しくは、本来つくはずでなかった警報がついた、と云う事ではないんですか。

 

東京電力松本氏
そういった意味では二通り解釈が御座います。
本来つくべき警報が誤ってこの警報がついてしまったのか、ついたんだけれども、実際に
は物として動かなかったのか。それは二通りの場合が御座います。

 

おしどりマコ
それはまだわからないと云う事ですか。

 

東京電力松本氏
はい。

 

おしどりマコ
わかりました、UPSが故障してから、熱交のA系とB系がトリップした、と云う事でこの警報
は制御盤として正確であったという事でよろしいでしょうか。

 

東京電力松本氏
はい、これはあの何といいますか制御のシーケンスとしては正常なシーケンスです。

 

おしどりマコ
わかりました、この4号機のSFP循環冷却システムは去年の7、8月頃の汚染水処理システムの
2期工事で出来た、と記憶してるんですが、1号機4号機が日立で2号機3号機が東芝と云う事で
、この2期工事で出来た汚染水処理システムは同様に二重系の構成になされていない、と云
う事なんでしょうか。

 

東京電力松本氏
あの、この使用済み燃料プールの冷却とですね、高濃度汚染水の処理システムは全然別の
系統です。
確か工事した時期は重なってますけれども、4号機の方はこの原子炉建屋と廃棄物建屋、
それから屋外のエアフィンクーラー等を一式でホースの引き回しですとか、
ポンプの設置等を進め値ていったものです。
あのー、汚染水の処理の方は、タービン建屋の方からまあ吸い出しまして廃棄物建屋の
方で、実際にアレバの処理装置ですとか、キュリオンの装置を建設した状況です。

 

おしどりマコ
わかりました。すみません、仕組みは理解しているのですが、その質問の意図が伝わら
なくて申し訳ないです。
この4号炉の使用済燃料プールのように、水がなくなるまで2週間であるとか、温度上
その保安規定の65度に達するまで60時間であるとか、少し余裕があるので、本来なら
ば二重系を構成するところを、時間の余裕が有るため、構成せずに、取り敢えず急ぎ
で作ったというような、他のシステムはあるのでしょうか。二重系を作ってないとい
うシステムは。

SANY0957.JPG
 

東京電力松本氏
あのう、そいういう意味では、まあ、いわゆる仰る様に、その設備に要求される重要度
に応じて、
それぞれ設計は変えています。
特に今重要なのは原子炉への注水システムですけれども、こちらの方はポンプ類、それ
からポンプ類もいわゆる常用、非常用、それから純水、今更に、タービン建屋の側にも
作っておりますけれども、三重四重のバックアップを作って、まあ、少なくとも注水が
途切れることがないように。
あるいは途切れたとしても、まあ最低でも二時間以内に復旧できるようなシステムで、
今構成をしています。
使用済燃料プールの今回のような冷却ですと、まあ、保安規定の制限値に達するまで、
十数時間。
それから実際に水が減り始めて使用済燃料プールが、5m程度水が蒸発するに、最も大き
い熱持っている4号機でも3週間程度かかると云う事から、まああの、そういった余裕を
見ながら設備の形成はやってきています。
また、高濃度汚染水の処理装置も運用開始直後はですね、いわゆるキュリオンの装置と
アレバの装置を直列に動かして処理することで、運用してました。従ってその時間帯で
はいわゆる一重系です。
要はあの、何処かが止まれば全体がストップする状況ですけれども。
今は、タービン建屋に入っている高濃度汚染水が一桁以上、薄まっていることもあって、
現在、サリーの75%での稼働率での運用ができている状況になりますので、高濃度汚染
水の処理では、運用開始当時は一重系の単に直列でしたけれども、今ではサリー、それ
からキュリオン、アレバ、といったまあ、最悪、バックアップとしては2つあるという
状況にはなっています。

 

おしどりマコ
ありがとうございます。ではその、2号炉3号炉のSFP循環冷却システムも、
これは二重系になっているのでしょうか。

 

東京電力松本氏
設備としては二重系です。ポンプと熱交換器それぞれ、同定機器というテストか、チュー
ブリークといったあの、過去のトラブルの事例に考えてそういった構成をしていますが、
東芝さんのシステムで、こういった制御系の所がまあ、一重系なのか、かなり上流のとこ
ろまで二重系を構成しているのかは、ちょっと確認したいとおもいます。

 

おしどりマコ
わかりました、では同じような二重系になっていない可能性があるのは、1号機のSFP循環
冷却システムという事で、、。

 

東京電力松本氏
そうですねあの、1号機はもう、日立さんの設計製作でございますので、ほぼ4号機とシス
テムとしては同様だと思っています。

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おしどりマコ
わかりました、今回の温度上昇で4号炉の付近の、モニタリングポストの線量の変化等はあった
のでしょうか。

 

東京電力松本氏
あのう、4号機のそばには敷地境界でのモニタリングポストでは変化は御座いませんでした。

 

おしどりマコ
わかりました。すみません、ちょっと別件なんですが、1号炉から3号炉の原子炉内の温度計
についてなんですが、この(添付資料参照)2ページの温度計信頼性評価結果を見ますと、
2号機のRPVとPCVの温度計の「故障」と「参考に使用」というのが2号機だけ突出して多いの
ですが、それは何らかの理由があるのでしょうか。どう評価されているのでしょうか。
温度計信頼性評価結果
温度計信頼性評価結果.jpg
 
東京電力松本氏
はいあの、この辺りは今のところまだはっきりとしたことはわかっておりません、
ただ2号機に関しましては、格納容器の中に内視鏡を挿入いたしまして、内部の状態が
温度としては45℃ぐらい。ただし格納容器壁面で結露した水が雨のように垂れている状況
なので、湿度は100%近い状況です。
従いましてこういった熱電対本体と云うよりも格納容器の中にある端子台のところですね、
何か混触とか、短絡といった事が起こっているので、まあ、こういった故障のものが多い
のではないかと推定しております。
ただし、1号機と3号機の格納容器内はどうかというふうにやはり、考えますと2号機と何か
決定的に違う要素が見つかりませんので、1号機3号機も原子炉に注水した水がペデスタル
の下にもれて、まあ相当湿度が高い状態だと思っておりますので、そういった意味では、
環境的には変わらないと思っております。
従ってなぜ、2号機だけが多いのかというところについては、湿気が多い分だけ、そうい
った混触というの可能性は高まっているとは思いますけれども、1号機と3号機の差が
これだ、というところまではまだわからない状況です。

 

おしどりマコ
分かりました。
すみません、ちょっと今直ぐに調べられない物で、不勉強なのですが。
1号炉と3号炉の大体内部の温度と湿度はどれぐらいなのでしょうか。
45℃と湿度100%と比較してどれぐらい変わるものなのでしょうか。

 

東京電力松本氏
1号炉と3号炉は湿度についてはまだ計れておりません。
温度ですけれども、1号機の格納容器の温度といたしましては35度前後。
それから3号機の方は2号機と同様、45度前後ではないかと云う風に、今観測の結果から
見ています。

 

おしどりマコ
わかりました。
ではこの2号機の温度計がなぜ突出して故障が多いのか、と云うのは、
これからその評価対象に入っているのでしょうか。

 

東京電力松本氏
あの、引き続き調査はして行きますけれども、今のところ何か決定的に、これを調べれば
わかるというところまでは来ておりません。

 

おしどりマコ
分かりました、ありがとうございます。
 
 

ぶら下がりでの松本さん。回答は丁寧ですねん。

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この日マコちゃんは最後までぶら下がりをしましてん。

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おしどりマコ
この分厚い資料(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/m120625_05-j.pdf)22ページ(18項参照)なんですけれども、Sr-89、90、イットリウム90の測定について低い濃度でという事でしたが、Sr-90は半減期が28年で娘核種であるイットリウム90は半減期は64時間ですが、あの
現在もイットリウム90が僅かながら検出されているという事なのでしょうか。
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東京電力松本氏
検出されているというか、これは娘ですので、まあ、Sr-90 が、これ、Sr-89とかいてありますが、Sr-90が改変してイットリウム90ができるので、それを分離してきちんと測定する必要があるというふうに思っています。新たに何か検出されていると言うよりも、当然あのー、核分裂生成物としてはあると思いますけど、生成ルートとしてはもうあのー、Sr-90からの改変によるものというふうに思っております。


おしどりマコ
そのSr-90とイットリウム90は、放射平衡に達しているという考え方でいいのでしょうか。


東京電力松本氏
そうですね。既に生成ルートがありませんので、いわゆる崩壊での放射平衡に達しているとは思っています。
2012062518480001.jpg

おしどりマコ
わかりました。では大体Sr-90とイットリウム90の存在比はどれぐらいだとお考えでしょうか。


東京電力松本氏
それはあれですか、そもそも核分裂が起こったときの存在比ですか。 ちょっと確認します。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。では、27ページ(28項29項参照)からのスラッジ用HIC(保管容器)についてお聞きしたいのですけれども。このHICは耐用年数20年という事で、20年の間に処分方法を考えてるという事ですが、大体、このスラッジ用のHICはそれぞれが大体どれぐらいの線量になるのでしょうか。ベクレル数でもSv/hでも大体その廃棄物によって変わるとは思うんですが、概念として。


東京電力松本氏
概念としてはあのー、中に入るものが違いますので、何とも言えませんけれども、ちょっと確認します。
28ページ(30項31項参照)の上の所に吸着材の性状という形になるが、この吸着剤ごとに少しあのー、成分ごとに吸着剤を変えていますので、この吸着材によって右側にございます除去対象元素が決まってきます。
従いましてあの、セシウムですとか、まあ量が多いのはセシウムですけど、β、γ核種で言うところの吸着材3だとか吸着材6のコバルトというところは比較的線量が高めだろうと想像していますし、まあストロンチウムの量は多いですけど、吸着材2に吸着してきますけれども、β核種ですので、ま、ある程度保管しても周辺に与える線量としては効いてこないというふうに思っています。どれぐらいの線量で、というところは確認します。


おしどりマコ
ありがとうございます。そして、29ページ(32項参照)にHICの使用実績が参考情報として掲載されてますが、アメリカでHICを10年間使用しているという事で、この間の何か事故なり、そういう情報というのはあるのでしょうか。何事もなく運用されていると。


東京電力松本氏
全部を確認したわけではございませんが、何かこのHICを使う上での大きな支障になる、という様な不具合は聞いておりません。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。
では55ページ、56ページ(75項78項参照)についてお伺いしたいのですけれども。この年間被ばく線量ですが、これは廃棄物だけによる年間追加被ばく線量の計算という事で、最大値が北エリアの敷地境界における 6.40mSv/y ということで。
それであの、本日、保安院で頂いた資料によると、正門の線量率が20μSv/h ということで、これは南西エリアにあたりますが、この空間線量率は北エリアより南西アリアの方が高いのですが、これは事故直後のプルームによるものが沈着しているという様な考え方で、南西エリアは廃棄物による追加被ばくの線量は北エリアより低い、という考え方なのでしょうか。


東京電力松本氏
現在モニタリングポストが正門付近で測っている線量は、質問にあったとおり、事故当時に発生した放射性物質が地面に沈着、あるいは樹木にくっついているものが、現在そのモニタリングポストですとか正門でのモニターに影響を与えているという量でカウントされています。
大体20μSv/h とか、10μSv/h 前後だと思いますけど、その程度が各モニタリングポストで観測されております。
今回、こちらの55ページ56ページ、それから原子炉建屋から出ている53,54の話しはですね、まあ、それはそもそも、現実、問題視する問題としてはあるんですけれども、今後、原子炉建屋、あるいは発電所内に仮置きしていく瓦礫、ベッセル、樹木等で、追加的のそこにアドオンされるものは、もう1mSv/y以下に、年間1mSv以下にしなさいという事で、現在、取り組んでいる活動ですので、20μSv/h と、今回、北エリアで6.4mSv/y ですが、これは直接リンクするようなものではありません。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。後最後に、
95ページの概要(http://j.mp/Oo7t98)の所なんですが、実施体制要員計画のところで平成24年4月末時点で約300人で75mSv 超過者のうち、6月1日までに192名の配置転を換実施ということで、あの、本日、15時からの中長期対策会議のブリーフィングにおいて、残りの約108名の方は配置転換されていないと野田室長に回答頂いたんですが。今日のこの75mSvを超えて配置転換されていない約108名の方は、今、どういった線量管理の体制を取られているのでしょうか。


東京電力松本氏
線量管理の体制という意味ではですね、いわゆる毎月月末に報告さしていただいてる特別な管理体制という事で、ちょっと名称忘れましたが、「特定の者」というかたちで出来るだけ被ばく線量を100mSvを超えさせない、という形で管理をしているのが現実です。
特にメイシン重要塔の非管理区域ですとか、福島第二に置いてあります、安定化センターの机上の業務に主に従事しており、特別現場に行かなきゃいけない場合には、低線量に抑える形で、今までの所、大体、それでも1,2mSv/ 月ぐらいで管理しているという状況であります。


おしどりマコ
わかりました、その配置転換されていない約108名の方は、何といいますか特別に希望して、もしくは、特別な技能を持っていて配置転換できないということなのでしょうか。


東京電力松本氏
はいそうです。現時点では、まだその方々に仕事の上で力を発揮してもらいたいこともありますので、暫定的にそういった運用をさせて頂いております。まあそういった技術伝承ですとか、そういった技術の受け渡し、それから人が育ってくることができましたら、そういった者たちも順次、現場から福島第二ですとか、柏崎ですとか、本店に配置転換していく予定ございます。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。あの以前お聞きしていた質問の回収は如何でしょうか。


東京電力松本氏
PRTR法関係については、まだ準備ができてませんのでしばらくお待ちください。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。

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おしどりマコ
野田室長にお聞きします。2ページの75m?浴びた方々の話ですが、配置転換されていない約108名の方は辞められたのでしょうか。そのままなのでしょうか。
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野田室長
えっとー、残りの方はですねまだ、そのままいらっしゃると思います。


おしどりマコ
わかりました、では次に27ページ28ページの地下水を解析して、それで放水する、という事ですが、放水していいレベルというのは何か決まっているのでしょうか。
地下水水質.jpg

野田室長
あのー、一応告示濃度以下であればですね、放水をしてもいいという事にはなってございまして、そのレベルがはるかに低い状況です。

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おしどりマコ
わかりました。
トリチウムの告示濃度は60,000Bq/Lですが、時系列で見てトリチウムは濃縮されていってますが、増えてるのでしょうか濃度として。


野田室長
えっと、トリチウム。
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おしどりマコ
はい。


野田室長
の濃度ですか。


おしどりマコ
はい。


野田室長
えーっと、あのーこのB地点のですね、トリチウムで見ますと前回測定した値よりはちょっと、あ、多く上がっております。


おしどりマコ
それはあの、濃縮されているようなことなのでしょうか。それともたまたま多くなったのか、そういう評価はまだなのでしょうか。


野田室長
ええ、このトリチウムはいったいどこから来ているのかについては現在評価中でございます。
因みにあの、濃縮っていうのはあまり言葉としてあれかもしれなくて、濃度がまあちょっと高くなってるという事だとおもいます。


おしどりマコ
分かりました、ありがとうございます。
すいません、あの船木企画官に、えー49ページ(pdf参照)の大学関係と連携してスペシャリストを養成するとの事ですが、ちょっと事故処理の件とははずれてしまうのですが、福島県立医科大学を中心に東北の大学、3つの大学で「東北がんプロフェッショナル」を育成していくというプロジェクトが今年度から始まりますが、それは政府から予算が下りているという事ですが、具体的にどこの予算から下りているのかこの、中長期対策会議で関連しているのか、というのはご回答いただけますでしょうか。


船木企画官
どちらの方の、、、省庁の方からの関係だと思いますが、その、政府・東京電力中長期対策会議とはまた別の動きだと思います。
IMG_0454.JPGおしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。

 


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会見の冒頭に以前の会見での質問の回答が少しでてきましてん!

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6月21日東京電力記者会見冒頭松本氏の回答
まず福島第一原子力発電所におきまして化学物質 排出把握管理促進法いわゆるPRTR法に

基づく管理をしていた、化学物質に関しまして事故後どのように管理をしているか。
という事につきましてはまず、事故後に設置しております設備に関しましては、
タイベックスの浄化設備で使用しているホウ酸ですとか、ヒドラジンが御座いますけれども、
こちらに関しましては法令にしたがいまして、適切な管理を行なっております。
それから、福島第一が平成21年度まで、それから福島第二に関しましては22年度まで
PRTRの報告を行っておりますけれども、福島第一に関しましては 22年度分に関しまして、
事故の影響で事務所に入れないという状況が続いておりますし、現場も確認はできている
状況ではございませんので、22年度の報告は見送っているという状況でございます。
なお、 23年度の報告に関しましては、前回分22年度分を含めてわかる範囲で調査を進めて
実施したいと思っております。
それから「タービン制御油にリン酸が含まれているか」というご質問でございましたけれども、
「リン酸エステル」が含まれているという状況でございます。私からは以上です。
 
そしてここからが1回目の質疑ですねん。
 
おしどりマコ

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松本さん、ご回答有難う御座いました。 
まず、Xe-135 についてお伺いしたいのですけれども、
再臨界判定基準を超えていないということで、以前の増倍係数をお聞きした時に
「1に限りなく近い」とおっしゃっていたが、
現時点での Xe-135 の増倍係数はどれぐらいでしょうか。

 

東京電力松本氏
あの?、1に近いと申し上げたのは「臨界の状態がどうなっているのか」
という解析をした際にですね、「最悪、こういったケースだと1に極めて
近いケースがありうる」という、なんといいますかモデルケースの一つでございます。
その中でも自己増倍率で1を超えないという事で未臨界も担保されると云う風に、
確認した次第です。
従いまして実際は●●●ですとか不純物の割合から見ても、相当臨海度、
未臨海度は大きいのではないかと推定しています。
それから現時点で未臨海どが幾つかについては、以前話しした評価結果の以上の
物は今のところはありません。
 

 
おしどりマコ
わかりました。あの今回、通常の炉のシャットダウンではないので、
 Xe-135 のリアクターデッドタイムの反応式には当てはまらないと思いますが、
大体どれぐらいで反応はなくなるものなんでしょうか。
予想は付いておられるのでしょうか。

 

東京電力松本氏
反応がなくなると仰るのは? 

 

おしどりマコ
Xe-135 が発生しなくなる‥。

 

東京電力松本氏

蜀咏悄 4.JPG

あ、 Xe-135 はですね、あのいわゆる、今回損傷した燃料、溶けた燃料に
存在しております、まだ残っておりますウラン235ですとか、途中でできている
プルトニウム239等の自発核分裂によりますもの、それから精製物であります
キュリウム244、といったものの自発核分裂によります寄与がありますので、
こちらに関しましては一定量出ているものです。こちらに関しましては、
少し半減期が長いので、これがゼロになるというような状況は当面ありません。
従いまして私どもではこのXe-135 が1Bq/?に達していないということであれば、
充分未臨界が確保されている、というふうに判断しています。

 

おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
ヨウ素135の反応と混同してたので、ありがとうございます。
で、あの?、PRTRについての質問を重ねてさせて頂きます。
環境省にお聞きしますと事故後、避難区域内には中々人が入れませんので、
人道的な理由でPRTRの平成22年度分の届けでは
「入れるようになってから」「調査ができ次第で良い」という通知を出した
というお答えだったのですが、具体的にその通知はいつ頃出て、
どのような文章だったのでしょうか。
で後、PRTRの過去の届出を見ますと福島第二原発は一事業所分として
届けら得れておりますが、福島第一原発は「福島第一原発」と「最終処分所」
と2つの事業所分として届出がされておりますが、それはなぜ、
福島第二原発と福島第一原発で違う届出をされているのか。
環境省はそう言う細かいことについては問い合わせていないということでしたので。
お答えできたら宜しくお願いします。この最終処分場の意味も教えて下さい。
宜しくお願いします。
で、冒頭の頂いたご回答の中で、ホウ酸やヒドラジンなどは法令による
既製のものと運用されているということですが、中々その事故後、
運用される法律がなかなか無いもので、具体的に水濁法や大防法、廃掃法、
化審法、漏洩法などの、どの法律の下運用されているのか、
お答えいただけたらと思います。宜しくお願い致します。

 

東京電力松本氏
先ずですね、22年度分の報告が実態を環境省が勘案されて下さって
「出来た所で奉告しなさい」という所についてどういう指示が具体的に
ついてきたかは確認させて下さい。あのまあ、22年度分の出来てないと云う事に
ついては確認しておりますので、環境省の指示の下なのか、あるいは私どもが
お願いさしていただいた上での事だったのかについては確認します。
それから2番目のご質問の福島第一と最終処分場という、最終処分場が何を指し
ているのか解りませんので、こちらの方も確認さして下さい。
もう一点、3番目のご質問ですけれども、いわゆるその今回の福島第一の事故を
想定して何か法律的な枠組み、立て付けが元々在るわけでは御座いませんので、
新しく作っているものにつきましては原稿の法政に従いまして、基本的には対応しています。
ただ、以前問題になりました、サンプリング水、分析水を福島第二に運ぶ際のような、
本来であれば国交省さんの方に「例外規定を認めて欲しい」というような
届出をすべきところでありましたけれども、そういった手続きができていなかった
というようなケースはありましたが、基本的には現行法令に従ってやっているという状況です。

 

おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。
えー、特に現段階で化学物質はどの法律での下、運用されているか、
現行の物だけでと云う事ですね。

 

東京電力松本氏
そうですね。まあ実態上ですね、どうしてもこの今の福島第一の状況から見てですね、
適用すると法令違反になるケースになりましたら、やはり所管官庁さんの方とよく
相談させて頂ければと思っています。

 

おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。
 

 

2回目の質疑
 
おしどりマコ

蜀咏悄 2.JPG

タービン制御油にリン酸エステルをお使いだったという事で、
大体総量としてどれぐらいの量を使われていたか、と云うのは把握されているのでしょうか。

 

東京電力松本氏
タービン制御油総量は、多分キロリットルのオーダーで使っております。
いわゆる危険物の届出が必要な量ですので、総量そのものは一寸確認
してみないと分かりませんけれども、各建屋にそれなりの量が御座います。

 

おしどりマコ
わかりました。えー、九州電力ではリン酸トリスを5500kl 、
2006年度一年間で使っていたと云う事ですが、大体同程度ぐらいという事でしょうか。
それぐらい、それなりの量というのは‥。

 

東京電力松本氏
そうですね、いわゆるタービンの出力によって、
多分、量はあの、ある程度比例するのではないかと思っておりますので、
九州電力さんの方のプラントが、まあ多少大きいと思いますが、
そういう意味ではタービンが大きい分だけ、タービン制御油は多いとお思います。

 

おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。


最後はぶら下がりのマコちゃんですねん。

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おしどりマコ
以前に質問させていただいた質問の回収が出来ればと思うのですが、タービン制御油に使用している添加物、九州電力はリン酸トリスなどをお使いですが、東京電力はオイル会社に確認して頂くということで。いったいどの
ようなものをお使いなのでしょうか。


東京電力松本氏
まだ確認ができておりませんので、もう少しお待ち下さい。


おしどりマコ
わかりました。では、PRTR制度 化学物質排出移動量届出制度に関してですが、福島第二原発は22年度まで届け度をしていますが、福島第一原発の方は21年度までしか届出をしておらず、22年度の届出をしていないのですがそれはどう言った理由でしょうか。


東京電力松本氏
先日質問がありましたので、その確認がまだとれておりませんので、もう少しお待ちいただければと思います。


おしどりマコ
わかりました。全部に関して、環境中に出た化学物質総量の評価中ということに関してもそうでしょうか。

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東京電力松本氏
総量評価に対しては行なっておりません。いわゆる化学物質に関しましては、今のところ、まだ行う計画はありませんので今後、どういった形で進めるかについてはまだ検討中です。


おしどりマコ
ありがとうございます。
21年度までの福島第一原発のPRTRのデータを見ますと、原子力発電所と最終処分所と2ヶ所の事業処分での申告がありますが、それの全排出量、移動量は、キシレン、スチレン、トルエン、水銀、亜鉛など様々なものを使って排出されておりますが、原発事故でこういった物質が環境中に放出された可能性というのはあるのでしょうか。


東京電力松本氏
その辺はまだわかっておりません。建屋がああいった状況ですので、引き続きまだ、建屋の中にあるのか、あるいはどういった形で保管されていたのかについて確認する必要があると思っています。


おしどりマコ
ありがとうございます。大体どれぐらい迄にご解答いただけるでしょうか。


東京電力松本氏
まだ現場の作業の方がそういった既にございました化学物質の特定の所まで、まだ至ってませんので、少しこちらの方、確認は時間がかかろうかと思っております。


おしどりマコ
わかりました。では22年度のデータ届出がされていない理由というのも、また、、そちらは出来る、、、。


東京電力松本氏
そちらは急いで確認します。


おしどりマコ
ありがとうございます。よろしくお願いします。

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