民族学者として知られる梅棹忠夫の軌跡をたどる「ウメサオタダオ展―未来を探検する知の道具―」が、今年3月〜6月開催の国立民族学博物館に続き、明日12月21日から来年2月20日まで東京・江東区の日本科学未来館で開かれます。
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16日の野田佳彦首相による、東京電力福島第一原子力発電所「事故収束」宣言に各方面から疑問と批判の声が上がっています。
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映画館のスクリーンにエンドロールが流れ始めた瞬間、思わず深く深く息を吸い込んだ。見ている間じゅう、ずっと締め付けられるように胸苦しくて、息が詰まりそうだったから。
現在、東京・新宿などで公開中の映画『瞳は静かに』の舞台は、1970年代後半のアルゼンチン。当時、クーデターで成立した軍事政権の支配下にあったこの国では、反体制派とみなされた人々が軍によって密かに連れ去られ、殺害されるという事態が頻発していた。1983年の民政移管までの間に、死亡または行方不明になった市民の数は、3万人(26万人という説も)にものぼるという。
といっても、この映画の主題になっているのは、軍事政権そのものへの批判や告発ではない。描き出されるのはその時代を生きていた「ふつうの人たち」の姿だ。(以下、少々ネタバレありです)
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