原発事故

SANY0440.JPGおしどりマコ
まず白煙についてお聞きしたいのですけれども。8月14日にも、あの聞いたのですけれども、余りよくわからなかったので改めて松本さんに聞きします。(8月14日の質疑は←こちらですねん)
 8時40分に白煙が停止た事を確認してから、その37分後に消防署に通報しておられますが、何故その通報が37分後で、白煙を発見してからの47分後になったのか教えて下さい。後、福島第一原子力発電所の防火管理手順書の消防署に通報する手順のマニュアル等についても教えて頂けたらと思います。
 で、特定高線量従事者について7月末分の取りまとめがありましたが、いつ頃教えて頂けるのか宜しくおねがいいたします。
そして1Fのタイベックの中の下着を8月1日から2Fで洗濯しておられますが、そのスクリーニングレベルが13000cpm程度だという事ですが、その洗濯廃液の実測の数値があれば教えて下さい。
あとは7月末の質問の回収なんですが、保安院に届け出られた水濁法関連の有害物質貯蔵施設に係る届出で、1Fの有害物質について公表できるデータを教えて下さい。1F、2F の分を福島県知事にご報告されてますので。で、その中に特定地下深層水を浸透させる有害化学物質があったかどうかもご回答宜しくお願いします。
 以前から聞いているリン酸エステルやキシレンやトルエンについて、購入実績などから推測できるデータはあるかどうか、ご回答宜しくお願いします。

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東京電力松本氏
まず、消防署への通報時間ですけれども、今回の場合は確かにあの、8時30分にモーターからの白煙を確認して、消火活動を実施後、まあ、初期消火をして停止、それから連絡等が行われて、最終的には9時27分に双葉警察署に通報する、というような時系列になっています。あの、ご指摘の通り、もっと早く通報できたのではないかということに関しましては、その通りでございまして、現在の、まあ、現場からの免震重要棟への連絡が9時頃、それから9時頃から9時17分に富岡消防の方に連絡、というような時系列という事になっています。従いまして、現場からの連絡等が免震重要棟に来るのが9時頃になったので、現実には、9時17分にと富岡消防に連絡という事になったものと思います。従いまして、もう少し早く出来ないのか、ということにつきましては、現場から免震重要棟への連絡をもう少し初期消火と並行して、全員が初期消火に対応するのではなくて、直ぐに連絡する人を用意するですとか、そういった事をお願いしたいと云う風に思います。


おしどりマコ
すいません、保安院の2010年に出ております、原子炉施設保安規定が根拠となる事故時運転操作手順書によりますと、直ちに消防署に通報するとともに、初期消火に務める事とありますが、これはその、初期消火と消防署に通報するというのは、特に徹底はされていないのでしょうか。


東京電力松本氏
徹底はしておりますけれども、今回のケースですと、初期消火の方にかかりきりになったものという風に考えております。


おしどりマコ
わかりました。防火管理手順書などのような、通報に関するものというのは。


東京電力松本氏
あのー、特に何分以内に通報しなさい、という事は決めてません。まあ、文言はちょっと確認しないとわかりませんが、直ちにか、速やかに通報する事というような定めになっています。


おしどりマコ
わかりました、女川とか、東通りだと、火や煙の発生を確認した場合、すべて消防署に通報ということで、確認したと同時に通報のように読めるのですが。
またあの、教えてください。宜しくお願いします。


東京電力松本氏
その辺りは私どもも同じです。火が見えてですとか、煙の発生ですとか、消火活動をしたというような場合には、消防署さんの方に連絡する、通報することになっています。


おしどりマコ
わかりました、この保安院の事故時運転操作手順書の通報するとともに初期消火に務めるというのは、特に、絶対的に守るという様な事ではない手順書なんですか。


東京電力松本氏
あのー、手順書は守るものか、守らないものか、といいますと当然守るべき者に値しますけれども、当然、初期消火の状況ですとかそこに何人いるか、という状況によっても違いますので、その辺り一緒にできない場合もあろうかと思います。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。


東京電力松本氏
それから、毎月実施しております被ばく線量の評価につきましては、7月分については、8月末ですので、8月31日を今予定しております。
それから、洗濯廃液ですけれども、こちらの方は福島第二の方で洗濯をした後、福島第二の液体廃棄物処理系として、まあ、モニタリングをして、排水致しますので、そこのところのモニタリング結果という形になりますが、こちらは、年に一回、あ、四半期に一回かな、取りまとめて公表しておりますので、その時に、ご回答できるかと思います。


おしどりマコ
わかりました。それは具体的に、下着だけの洗濯廃液のレベルというものが分かるのでしょうか。それとも取りまとめての廃液。


東京電力松本氏
違います。洗濯廃液全体としてのものになります。


おしどりマコ
わかりました、特に、1Fから2Fに持っていった物の洗濯廃液のレベルを測っていないという事なのでしょうか。


東京電力松本氏
 はい、計っておりません。


おしどりマコ
 わかりました。


東京電力松本氏
 えっとー、水質汚濁防止法に基づく届出に関しましては、ホウ酸水タンクが対象となっておりますので、福島第一、福島第二とも、ホウ酸水が届出となっています。


おしどりマコ
ホウ酸水タンクの届出だけですか。


東京電力松本氏
はい、そうです。


おしどりマコ
柏崎刈羽もおなじですか。


東京電力松本氏
同じです。


おしどりマコ
わかりました、特定地下浸透水を浸透させる物の届け出はなかった、ということでよろしいでしょうか。

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東京電力松本氏
はいそうです。
それからリン酸エステルの総量ですけれども、現時点ではまだ免震重要棟以外の建物に関しましては、私どもは中々アクセス出来る状態にはございませんので、まあ、事故当時、何m3、あるいは何tのタービン潤滑油等があったかについては把握できておりません。


おしどりマコ
わかりました、その購入オイル会社などの資料でも把握できないという事でしょうか。


東京電力松本氏
はい、資料等が全て事務本館の方にございますし、あのう、そもそも何t保有していたのかという所については、そこの記録を見てみないとわかりませんので、ちょっと難しいと思います。


おしどりマコ
わかりました。事務本館でなく、その販売した側の何と云うか、販売下側の資料などでも、という質問なんですが。


東京電力松本氏
販売元がどういう資料を出しているかについては、ちょっと確認してます。


東京電力栗田氏
よろしくお願い致します。


おしどりマコ
あの、確認して頂けるのでしょうか。


東京電力松本氏
あの、購入元からどういうものを持ってきているのかについては、ちょっと確認させて下さい。


おしどりマコ
わかりました、リン酸エステル等含め、キシレンとかトルエンなど、各建屋に保管してある物についても同じでしょうか。


東京電力松本氏
それは違います。私どもが、タービン潤滑油等で購入した分については、そういった購入仕様書等に、成分表という形で添付されるケースがありますけれども、発電所の中に持ち込まれるキシレンとか、そういった溶剤関係については、協力企業さんの方が持ち込んで参りますので、私どもとしてはそういった成分表について把握しておりません。


おしどりマコ
わかりました、その前、おっしゃっておられた保管庫というのは、建物の何階部分に、えー、地下にあるのですか。


東京電力松本氏
あの、それぞれのフロアに作業現場に応じて用意さして頂いております。


おしどりマコ
ということはその、前松本さんは「水に浸かっているからわからない」と仰っておられたので、地下階かなと思てたのですが、、、。


東京電力松本氏
地下階にもありますし、地上階にも作業現場がございますので、そういった所には保管庫、といいますか保管ラックのようなものがあります。


おしどりマコ
では、4階や3階や2階にもある可能性があったと。


東京電力松本氏
はい。


おしどりマコ
4階にも。


東京電力松本氏
はい。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。

 
 


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東京電力から2点連絡が有りましてん。
急遽会見を開くとの事で、この日はいつもと違う会議室での記者会見ですねん!

IMG_0934.JPG (2).JPGおしどりマコ
まず、白煙について、8時40分に白煙の停止を確認して9時17分に消防署に連絡と云う事ですがこのタイムラグが37分あるのはどうしてでしょうか。
で、あと水溜りについてですが、、、。


東京電力寺澤氏
すいません、まず一つ一つお願いいたします。


おしどりマコ
わかりました、じゃあそれをお願いいたします。


東京電力寺澤氏
はい、まずそれは、消火作業と現場の状況の詳細に行った、と云う事で若干のタイムラグが生じております。


おしどりマコ
あ、でも8時40分に停止を確認してるんですよね。


東京電力寺澤氏
白煙が停止した事で9時17分に消防署に連絡しております。

IMG_0939.JPG (2).JPG
おしどりマコ
わかりました、8時半に白煙を発見した時点で消防署には連絡しない、という判断だったんでしょうか。


東京電力寺澤氏
まずは、消火器で消火作業にあたったという事でございます。


おしどりマコ
消火作業と消防署に連絡というのは並行して行わないという、それは東京電力のマニュアルか何か、、、。


東京電力寺澤氏
ま、まずは現場でですね、消火器にて消火作業を行ってその白煙が停止した事を確認をした、という事でございます。


おしどりマコ
で、白煙の停止を確認して消防署に連絡までに37分かかったと、、、。


東京電力寺澤氏
まあ、基本的にはあの、、、免震棟の方に、時間も当然掛かりますから、そのぐらい時間がかかったという事です。


おしどりマコ
これは消防署に連絡というのは現場の確認をするための連絡なんですか。


東京電力小林氏
発煙があった、という事で消防署に、火災の可能性がある、という事で通報したという事になります。


おしどりマコ
なるほど、その火災の可能性がある、という通報は、あのー、白煙の停止をしてから何分以内にするとか、どれくらいでするというものは、別に特に決まってはいないんですね。

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東京電力小林氏
あの、できるだけ早く、連絡するというのが好ましいことなんですけれども、今回の場合は発煙がしたという事と、その消化器でその発煙が消えた、という部分もございまして、まず消化を最優先で実施したと、その後に免震重要棟を介しましてですね、消防の方に連絡が入りまして、あ、あの、あの入れましてですね、確認していただいたという事になります。で、消防署が現場の方に到着しましたのが、代替10時10分にまあこちらに着きまして、そちらで状況の説明をした後に、現場の確認がですね10時10分からという事で現場確認いただきまして、20分に火災ではないというような判断に至ったと思います。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
10分で白煙が停止、消火活動が終わっているので小さいものかな、とは思ってたのですけれども、連絡に37分かかったのが少し不思議だったのでお聞きしました。
では、水たまりについてですが、えー、パワーセンターのパトロール周期、というか、水たまりを発見する以前のパトロールは何時ぐらいに行われたのでしょうか。


東京電力寺澤氏
以前は、8月の9日にパトロールを実施しております。


おしどりマコ
8月の9日にパトロールを実施した。
では、漏えいが始まった時間はそれの間という事で具体的にはっきりわかっていないのですね。


東京電力寺澤氏
おそらくですね、この移送ラインが8月の12日に機動しておりますので、あのー、8月の12日以降ではないか、という風に推測をしております。
ただあの、何時何分とかまではすいませんが、そこまではわかりません。


おしどりマコ
わかりました、ええ8月13日はパトロールはなかったと、12日に起動して。


東京電力寺澤氏
はい、そうです。


おしどりマコ
わかりました。では機動直後からもしかしたら漏れていた、という可能性もある、という事でしょうか。
そのあとの確認はしていないという事は。

IMG_0950.JPG (2).JPG
東京電力寺澤氏
それは否定はできないと思いますけれども、その辺もちょっとわからないです。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。








 


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おしどりマコ
お疲れ様でございます、少しだけお願いします。

マンガン54とあと、コバルト60が核生成物でなかったと思うんですけれども、
それも評価はしないんでしょうか。

 

東京電力松本氏
あのー、基本的にはですね、量が桁違いに小さいので、まあどれくらいかという所に関し

ましては非常に難しいと思います。 あのー、基本的には濃度×体積なんですけれども、、、。

海が相手ですからあのー、掛け算する相手が非常に大きいので、計算する濃度が検出限界

ギリギリだったとしてもですね、なん万tと云う風に掛けちゃいますと直ぐに桁としては大きく

なってしまうので、少しその辺は難しい。


おしどりマコ
なるほど、濃度×体積しかその評価する計算式は無いのでしょうか。


東京電力松本氏
あのー、他にはですね、いわゆる流出した際のシミュレーションと云う形でどう言った物質が、、

あー、物質といいますか、流れがこう云う風に流れているからあの、「この辺にはこの位の濃度

があるよ」と云う所が推定は出来ますけれども、非常に元々マンガンもコバルトも薄いのであの、

セシウムの様にですね、そういった拡散で評価するのは難しいです。


おしどりマコ
あのー、現段階でもマンガン54が検出されてる、と云う事でその直後の初期の量はどの位出て

いたのかな、と思って少し気になったのですけれど、まあかなり量が多かったから今も、検出さ

れてるということなのかな、と思いまして。


東京電力松本氏
元々の量が確かにあの腐食生成物としては、主要な核種ですので、量が少ない、って云う事で

は無いと思いますけれども、見つかったり見つからなかったりですから、そういう意味ではセシウ

ム程ですね、大量と云うわけでは無い。


おしどりマコ なるほど、分かりました。ありがとうございます。

 


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(東京電力からのメール、16:59)

 

────────────────────────────────────
             東京電力からのご連絡
────────────────────────────────────
 
報道関係各位
 
 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。
 
○本日(8月14日)午前11時15分頃、福島第一原子力発電所4号機タービン建屋
 1階のパワーセンター室(電源室)において水溜まりがあることを、パトロー
 ルを実施していた当社社員が発見いたしました。
 
○水溜まりの範囲はパワーセンター室内全域に拡がっておりますが、屋外への流
 出はありません。
 
○当該室付近に滞留水を移送する配管があることから、念のため、3号機タービ
 ン建屋地下から雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)へ滞留水を移送
 しているポンプ2台のうち1台を、午後0時21分に停止いたしました。
 
                         【以上、お知らせ済み】
 
○滞留水を移送しているポンプ1台を停止し、午後0時58分、水の漏えいが停止
 したことを確認いたしました。もう1台のポンプについては、運転を継続して
 おります。
 なお、これにあわせて、午後0時57分、2号機タービン建屋地下から3号機タ
 ービン建屋地下への滞留水の移送を停止いたしました。
 
○パワーセンター室内に流入した水のサンプリングを実施し、放射能濃度を分析
 した結果、
 
  ・セシウム134:3.0×10(4)Bq/cm3
  ・セシウム137:4.7×10(4)Bq/cm3
 
 であり、溜まり水は3号機タービン建屋地下階の滞留水であると推定いたしま
 した。
 
○また、水溜まりの範囲については、その後の確認の結果、4号機タービン建屋
 1階の廊下の北側にも確認されましたが、屋外への漏えいは確認されておりま
 せん。
 
○なお、パワーセンター室内の溜まり水については、今後、4号機タービン建屋
 地下階へ排水する予定としております。
 
○水が漏えいした原因について、引き続き、調査を行う予定です。
 
○本件については、本日(8月14日)午後6時より予定されている臨時のブリー
 フィングにてご説明させていただきます。
 
○本メールには返信できませんのでご了承ください。
 
                                 以 上

 

(東京電力からのメール16:34)

 

────────────────────────────────────
             東京電力からのご連絡
────────────────────────────────────
 
報道関係各位
 
 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。
 
 
○本日(8月14日)午前8時30分頃、福島第一原子力発電所集中環境施設南側屋
 外にあるセシウム吸着塔仮保管施設(※1)において、ベッセル換気用真空ポ
 ンプ(※2)のモータより白煙が発生していることを、協力企業作業員が発見
 いたしました。
 【お知らせ済み】
 
○ただちに消火器による消火作業を行い、午前8時40分、白煙が停止したことを
 確認するとともに、午前9時17分に消防署へ連絡しました。
 【お知らせ済み】
 
○その後、消防署による確認が行われ、その結果、午後2時20分、本件は「火災
 ではない」と判断されました。
 
○また、当該のベッセル換気用真空ポンプは、使用していない別のベッセル換気
 用真空ポンプと交換を行い、午後2時50分に再起動いたしました。再起動後の
 運転状態は良好です。
 (ベッセル換気用真空ポンプは全部で11機あり、現在、2機は使用していない
  ことから、使用していないポンプと交換を行ったもの)
 
○モータから白煙が発生した原因について、引き続き、調査を行う予定です。
 
○なお、本事象による周辺の機器への影響、発電所敷地周辺のモニタリングポス
 トの値に変動は見られません。
 
○本メールには返信できませんのでご了承ください。
 
 ※1:セシウム吸着塔仮保管施設
   セシウム吸着装置で使用したベッセルを保管する設備で、原子炉注水およ
  び滞留水の処理への影響を及ぼすものではありません。
 
 ※2:ベッセル換気用真空ポンプ
   ベッセル内で水の放射線分解により発生する水素をベント弁より吸引する
  ためのポンプ。
   ベッセル内で発生する水素は微量のため、当該ポンプの停止が、直ちに安
  全上問題となるものではありません。
 
 
                                 以 上

 

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