マガ9editor's room

マガ9編集部発の情報やスタッフが書いたコラムを随時お届けします。

先日の高円寺での反原発デモでは、東京電力を批判するプラカードが見られました。そこに多く描かれたのは東電のシンボルマーク1987年からの、このマークはグラフィックデザイン界の重鎮・永井一正さんの手によるものです。

前回お話しした原子力発電関係の漫画界への食い込みですが、これに関与したのが「漫画集団」という漫画家の親睦団体。その窓口を務めたのが「サンワリ君」(読売新聞夕刊連載)で知られる鈴木義司です。

去る47日は鉄腕アトムの誕生日でした。アトムという名前ですから、原子力エネルギーを動力源としているのですが、この作品のヒットゆえに「アトム=原子力」は未来の希望のエネルギーだと錯覚を与えてしまった部分があることは想像に難くありません。

今度の日曜日は、全国12都道県知事選挙のほか、道府県議会議員選挙、政令指定都市市長選挙など統一地方選挙の前半戦の投票日。なかでも注目されるのが、首都の知事を決める東京都知事選挙です。

 

CIMG1325.JPGエネルギー自給自足の街づくり

自然エネルギー東京 by小池晃

 

 いよいよ都知事選の投票日まであと4日。昨日夕方は、渋谷ハチ公前で、東国原氏の街頭演説が行われており、マニフェストが書かれたちらしを渡された。「東京と元気にする10のお約束」として、10の項目がずらずらと書かれていたが、そこには「脱原発」や「自然エネルギー政策」という言葉は見当たらない。3月23日の公開討論会では語っていたのに、残念だ。

代わりに気になった項目がいくつか。

 

●交通・社会資本対策として「都営地下鉄・ゆりかもめなどの24時間化」→これやったら、どんだけ電気使うの?

●危機管理対策として「体感治安の向上、防犯ボランティア一万人を目指す」→他の項目にも「民生委員の増加・地域見守り隊の創設」とかあって、一瞬、良さそうな政策なんだけど行政が「危機意識を煽る」のって、すごくいやだ。うまく言えないけど、そのあたりは森達也さんの本とか読むとわかるかも。

 

 

 

 私は神奈川県民なんだけど、都知事選のことがとっても気になっている。今、現職が有利という報道があるが、石原氏が再選したら、彼がこれまで言い放ってきた「暴言」の数々は、全て東京都民の「信任を受けた」ということになる。また石原氏のまわりにいる取り巻きが、「石原さんならこういうことを望むに違いない」と、より「石原的」な政策をどんどん展開していくことも想像できる。だからどうしても再選は阻止しなくてはならない、と思うのだけど、新聞などの世論調査では石原有利。私は意外にもネット投票などで、小池晃さんが人気があることに一縷の望みをかけたい。ツイッターを使って、彼の政策を広めたい。個人的には、彼が共産党を離党しなかったことには不満だし、そこは引っかかる。だから告示前に一度、事務所に会いにいって短いインタビューを行った。

「原発と東京都のこれからのエネルギー政策」について直接聞いてみたかったからだ。その時の話をここに一部紹介する。

これを現実化するのは、議会がオール野党では難しいかもしれない。でもこういう理念をちゃんと持って、表明した人は

他の候補者にいないのだったら・・・あとはみなさんの判断。

 

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